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(2020/4/22 05:00)
中国のアリババグループは、大規模なオンライン・コミュニケーション基盤「ディントーク(釘釘)」の簡易アプリケーション(応用ソフト)版「同ライト」を国内投入した。新型コロナウイルス感染症の拡大で影響を受けている企業や教育機関を支援するために、マレーシアやシンガポール、香港、マカオに続き、日本でも無償提供を始めた。米アップルやグーグルをはじめ複数のアプリストアで、無料でダウンロードして利用できる。
ディントークライトは、300人以上が同時に参加できるビデオ会議や、最大1000人が参加できる高精細ライブ配信、写真や映像の共有、1対1のチャットなどの機能を提供する。
グループチャットは最大1000人までが参加可能で、全員もしくは特定の参加者に通知を送信して使う。中国語や日本語、英語を含む14カ国語での双方向翻訳を可能にする人工知能(AI)翻訳機能を備え、言語の壁を越えて自由な意思疎通を実現する。
日本のユーザー向けに、すでにリモートワークに関する質疑応答ガイドや、オンライン授業の準備や実施を円滑化するマニュアルも公開している。
ディントークは中国では約1000万社の企業がリモートワークに活用し、新型コロナの感染拡大時には中国全土で1億2000万人以上の学生がオンライン授業に使用した。世界中の医療専門家向けには、新型コロナに関する情報や経験を共有し合いながら、円滑に意思疎通できる「国際医療専門家コミュニケーション・プラットフォーム」のサポートも行っている。
(2020/4/22 05:00)
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