新型コロナ／静岡市が追加支援策 中小・零細に一律10万円

【静岡】静岡市は１３日、新型コロナウイルス感染拡大で厳しい状況に追い込まれている中小・零細事業者の追加支援策を核とする総額約４６億円の５月第２回臨時会補正予算案を発表した。休業要請に係る協力金を受けていない市内の中小・零細事業者すべてに一律１０万円を支給するなど中小企業支援として３１億７１３０万円を盛り込み、強力に支援する。

静岡市は６日まで休業要請に応じた事業者に１店舗５０万円、複数店舗１００万円の協力金を支給するが、今回対象外の業種も合わせて幅広く支援する。

事業費としてエール静岡事業者応援金２７億５０００万円を計上する。対象要件は（１）４月または５月に売り上げが前年同期比３０％以上減少している（２）一定の売り上げがあること（年間３６０万円）（３）休業要請に係る協力金を受けていない―などが条件。約２万７３００事業所が対象になる。

また宿泊業、旅行業などで事業継続のために必要な費用を助成するエール静岡観光事業支度金で約２億３０００万円を盛り込んだ。