新型コロナ／ユカイ工学、在宅高齢者向け会話ロボ提供 ２カ月間無償

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ユカイ工学（東京都新宿区、青木俊介社長、０３・６３８０・４７１０）は、新型コロナウイルス感染拡大により、外出自粛で話し相手のいない在宅高齢者が増えているのを受け、家族間をつなぐコミュニケーションロボット「ＢＯＣＣＯ（ボッコ）＝写真」の２カ月間無償提供を始めた。ボッコのユーザーを広げるのが目的。無償提供で１００件以上の新規利用を見込む。

３カ月目には申込者に継続確認を行い、無償から自動的に有償に切り替わることはないという。通常ボッコは売り切り型で、消費税抜き価格は２万９８００円、数百台を販売済み。申し込んだ利用者と遠方に暮らす老親との会話のやりとりを想定する。

スマートフォンで利用者がメッセージを送ると、老親の家に設置されたボッコが「高血圧の薬、ちゃんと飲んだ？」といった具合に音声変換で知らせる。無償提供ではスマホのペアリングを事前に施したボッコを老親の家に送り、ユカイ工学の社員が最初に電源の入れ方を説明する。