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(2020/7/9 05:00)
田辺三菱製薬は8日、カナダ子会社のメディカゴ(ケベック市)が新型コロナウイルス感染症の予防を目指した植物由来VLP(ウイルス様粒子)ワクチンの開発において、英グラクソスミスクライン(GSK)と協業契約を結んだと発表した。メディカゴがVLPを作製し、GSKがワクチンの効果を高めるアジュバントを提供する。7月中旬にワクチンの第1相臨床試験を開始する。
アジュバントは、医薬品の効果を高めたり補助したりする目的で併用される。ワクチンに添加することで免疫反応を高め、1回の接種に必要な抗原量を減らすことで、ワクチンの生産数量を増やすと期待されている。
第1相臨床試験では、GSKなどによるアジュバントを添加し、安全性と免疫原性を評価する。
2021年夏にも供給をはじめ、同年内に1億回分の生産能力を確保する。両社は今後、新型コロナ以外の感染症に対するワクチン開発にも技術を活用する。
(2020/7/9 05:00)
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