(2020/8/19 05:00)
20日に発売する日刊工業新聞社発行の月刊誌「工場管理9月号」は「長寿企業に学ぶ 持続可能な経営と改善の極意」を特集する。半世紀以上続く企業の経営上のターニングポイントを振り返り、そこから得た教訓を考察。コロナ危機の打開策を模索する。
テクノ経営総合研究所が改善指導する食品製造や金属加工、医薬品製造など7社が、危機や失敗をどのように乗り越え成長の糧にしてきたのか、その背景で実践してきた改善活動が従業員の成長やモノづくり力に寄与してきたのかについて紹介する。
各社の事例に共通する教訓は不況や危機の時こそ、これまでの課題を改善し、成長する絶好のチャンスという発想。そして“ぶれない”経営の礎となる企業理念。ピーナツバター製造から創業したソントンホールディングスは、品質問題から経営危機に直面したことで厳しい品質基準を確立し、品質安定化を実現した。ユースキン製薬は消費者の声から誕生したハンドクリームがロングセラー商品となったことから、現在も消費者との交流の場を設け、商品開発に生かしている。
(2020/8/19 05:00)