(2020/8/24 05:00)
「自然の力には勝てない」。昨今、異常気象による自然災害が猛威を振るうたびに、このフレーズを痛感する。ただ今回は、ある子どもの夏休みの自由研究の中の一文だ。
小学6年生の男の子が、夏休みの自由研究として取り組んだ「雑草全滅大作戦」なる奮闘記がネットで話題を呼んでいる。自宅の庭に繁殖する雑草を一掃するため、3年生の時から姉や母親と協力し、4年間にわたりさまざまな駆除方法を試行している。
草の種類や習性を調べ、防草シートの敷設や塩水の散布などの策を講じたが、雑草は生えてしまい、昨年までリポートには毎年「自然の力には勝てない。自分の力で抜くしかない」と締めくくらざるを得なかった。
4年目の今年は庭を走って土を固める“戦法”をとったところ、見事に繁殖を抑えることに成功。リポートの中で、雑草を全滅させて庭で遊びたい思いを研究理由につづっており、その信念を貫いた成果と言える。
実は、当方の自宅の庭も春先から繁殖したこけに悩まされている。これまで熱湯をかけたり専用除草剤を撒(ま)くなどしたが、一掃はできていない。「自然の力には勝てない」とあきらめず、全滅作戦を練ろうと奮い立たせられた。
(2020/8/24 05:00)