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(2021/8/24 05:00)
日刊工業新聞社が25日に発売する「機械技術」9月号は「旋削加工の技術トレンドと高度化に向けた視点」を特集する。旋削の代表的なトラブルの原因を列挙し対策を紹介。精密・複雑形状の加工で品質と生産性を高めるために必要な視点を提示する。
解説では、難削材切削技術研究所の狩野勝吉氏が「切りくずの溶着と切れ刃の異常損傷」「脆(ぜい)性破壊と塑性変形」「びびり振動」「ノッチ摩耗」など6項目のトラブルを取り上げる。発生する原理を、工具や加工物の写真、加工条件などとともに詳細に説明する。
工作機械や工具の主要メーカーらによる機能解説では、自動化や作業環境改善に役立つ最新の製品技術と運用法を紹介する。
事例では、形状精度の維持や加工効率の向上に挑んだ現場を取り上げる。エムテック(茨城県ひたちなか市)は自社開発の数値制御(NC)旋盤と汎用切削工具による長さ10ミリメートル、直径0.5ミリメートルの長尺微細形状の加工技術の確立、武井製作所(千葉県松戸市)は人工知能(AI)を活用した工具摩耗管理の取り組みを報告する。
(2021/8/24 05:00)