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(2021/12/24 05:00)
日刊工業新聞社が25日に発売する「機械技術」1月特別増大号は「金属3Dプリンタ活用最前線」を特集する。積層造形(AM)による部品製造の現状や最新の装置の機能を解説。金属3Dプリンタを活用することで拓ける高機能・高付加価値なモノづくりの可能性を示す。
総論では近畿大学の京極秀樹特任教授が最近の開発動向と適用事例、課題を紹介する。解説では福井県工業技術センターがAMによる部品を組み込んだ、射出成形金型の生産性や成形品質を研究した取り組みを報告する。
加工現場の事例も紹介。伊福精密(神戸市西区)は、デジタルデータの保管と金型レスのモノづくりによる独自のサービスや金属3Dプリンタならではの造形を生かした自社製品を開発。タマチ工業(東京都品川区)は、モータースポーツ用車両部品を造形したノウハウを活かし、医療機器用部品を製造。事業に結び付けた。
切削や各種成形など従来手法での加工が不可能な形状をつくる方法として金属3Dプリンタの導入・活用が進み始めている。
(2021/12/24 05:00)