宮城・福島地震／宮城県内企業 企業動静

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ＣＫＤは流体制御機器などを生産する東北工場（宮城県大衡村）や東北の営業所の従業員に被害はなく、建物・設備にも大きな問題はなかった。工場では点検が済んだラインから順次稼働した。

トーヨータイヤは地震発生直後に仙台工場（宮城県岩沼市）の生産ラインを止め点検したところ、配管など一部設備に損傷を確認した。１７日午前時点でラインの停止を継続し、ほかにも被害がないか調べている。

自動車部品、半導体製造装置部品の機械加工を手がけるキョーユー（宮城県美里町）では、２０２１年１月稼働の新本社工場で被害は発生していない。設備などの点検後、１７日午後には稼働できる見通し。

金属プレス加工の岩沼精工（宮城県岩沼市）では設備に大きな影響はないが、高速道路の通行止めによる納品、材料の仕入れに影響がないか懸念している。「白石市から出勤している社員によると東日本大震災以上の揺れだったらしい」（千葉厚治社長）という。

石巻市では１７日９時の段階で一部停電があり、ＰＳＳ（同石巻市）では稼働に向けて電気の復旧を待っている。

精密機械部品加工の本田精機（仙台市若林区）では工場のガラスが割れるなどの被害が発生。今日中の復旧を目指して点検作業している。

自動車部品などを手がける岩機ダイカスト工業（宮城県山元町）は、設備点検などのため一部の生産ラインを停止している。１７日午前時点では、確認ができしだい順次稼働させる状況という。問題のない生産ラインは通常に稼働している。また同日午前時点で町内では断水が発生しているという。