型技術6月号／デザイン性・金型機能性を付加する最新の表面技術

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日刊工業新聞社が１６日に発行する「型技術」６月号は「デザイン性・金型機能性を付加する最新の表面技術」を特集する。部品の成形難易度が上がり、サイクルタイム短縮や塗装レスの要望も強まる中、表面処理や表面改質などで金型の表面をつくり込む技術が注目されている。特集では、さまざまな表面技術の中でもデザイン性を付与して製品の高付加価値化につながるもの、金型機能向上に役立つものに焦点を当て、その特徴や具体的な施工事例を紹介した。

総論では、部品生産における金型表面の役割を概説し、表面処理の活用例として、コーティングしたパンチでカップ内面を鏡面化する方法や、金型表面を微細加工して潤滑油を貯蔵・補給する方法を紹介した。動向解説では、型技術協会の「表面処理加工技術に関する調査研究委員会」の活動内容を報告。ショットピーニングやコーティングによるモーターコア用積層金型の長寿命化の取り組みを紹介した。また事例として、非粘着性や離型性、撥水性などの金型への付与、製品の見栄えや高級感アップにつながる表面技術を取り上げた。