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(2022/10/14 05:00)
日刊工業新聞社が15日発行する季刊「工業材料」2022年秋号では「特集1 脱炭素社会を支えるCFRPの動向と応用展開」を掲載している。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は軽量にもかかわらず高強度で耐久性に優れた材料として、自動車、航空機、大型風車など、さまざまな分野で利用されてきた。今後、省エネルギー、環境負荷低減材料としてもますますの発展が期待されている。しかし生産コストやCFRPに用いられる炭素繊維の製造時の二酸化炭素(CO2)排出量の多さ、成形性、リサイクルに関して課題もあり、研究開発の進展が期待されている。
特集の総論では、名古屋大学の荒井政大教授が「CFRPの最新技術と各産業分野への応用の現状と展望」と題して、産業界の最新動向と技術開発について解説。続いて各分野の研究者や技術者が課題克服に向けた技術開発や最新事例を紹介した。
このほか本号では「特集2 環境問題の解決に貢献する粉体技術」で、脱炭素化をはじめ環境に関する課題解決に粉体技術が果たすべき役割と可能性を探っている。
(2022/10/14 05:00)