アイコクアルファ、重量物搬送ハンドクレーンを米バッテリー見本市に出展

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  ハンドクレーン「ラクラクハンド」は自動車分野で広く採用されており、近年はバッテリー組み付け用途の需要が高まっている

アイコクアルファ（愛知県稲沢市、樋田克史社長）は、１２―１４日（現地時間）に米ミシガン州ノバイで開かれる北米最大のバッテリー見本市「バッテリーショー」に、重量物搬送用ハンドクレーン「ラクラクハンド」を出展する。同製品の海外出展は初めて。自動車へのバッテリー組み付け用途として提案し、電気自動車（ＥＶ）など電動化投資を加速する自動車メーカーの需要取り込みを図る。

ラクラクハンドはロボットよりも投資を抑えて自動化できる手軽さなどから、インパネモジュールの組み付けなど車両組み立て工程で広く採用されている。近年はバッテリー組み付け工程での採用が増加。バッテリーショーには自動車関係者ら１万５０００人以上の来場が見込まれており、既存顧客の日系メーカーに加え、米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）をはじめとする現地完成車メーカーに訴求する。

樋田社長は「高い品質や使い勝手の良さなどから、海外での販売が伸びている」と話しており、為替の円安も追い風に一層の販売拡大を目指す方針だ。（名古屋）