国際ロボット展開幕 最大規模の654社・団体出展

• 

日本ロボット工業会と日刊工業新聞社が共催する「２０２３国際ロボット展」が２９日、東京ビッグサイト（東京都江東区）で開幕した。出展者は６５４社・団体、小間数は３５０８小間と、いずれも前回（２０２２年）を上回り過去最大規模。日本ロボット工業会の山口賢治会長（ファナック社長）は開会式で、人手不足が課題となる中で、「ロボット産業の果たす役割は大変に大きい。最新情報を発信して設備投資意欲を喚起し、ロボットメーカーの活性化につなげたい」とあいさつした。

• 

  多くの来場者でにぎわう会場

経済産業省の伊吹英明製造産業局長は「産業用ロボットは国の経済安全保障や基盤技術支援の対象」とした上で「大手はもちろん、中堅・中小企業でもロボットの導入が進み、未来を明るくしてもらいたい」と話した。

産業用ロボットからサービスロボット、物流、介護・福祉、インフラ、農業など各分野で活躍する最新ロボットが展示され、会場には開始早々から大勢の見学者が順番待ちの列を作った。会期は１２月２日まで。オンライン展は同１５日まで開催される。