(2023/12/29 17:00)
帝国データバンク(TDB)が29日発表した食品の値上げ動向に関する調査によると、2023年の家庭用を中心とした飲食料品の値上げは累計3万2396品目だった。当初想定された年3万5000品目は下回ったものの、前年の累計2万5768品目を6628品目(25・7%)上回った。年間3万品目を超える水準はバブル崩壊以後過去30年間でも例を見ないほか、2年続けて全食品分野で一斉値上げが行われた例は近年例がないという。TDBは「総じて『記録的な値上げラッシュの1年』となった」とした。
TDBによると、24年1―5月に値上げが決まっている飲食料品は、オリーブオイルやゴマ製品、ケチャップや冷凍食品、輸入ウイスキーなど累計3891品目。24年は記録的な値上げラッシュになった23年に比べて小康状態が続くとみている。
同調査は主要食品メーカー195社が対象。
(2023/12/29 17:00)
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