ダイハツ、新車受注再開へ

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ダイハツ工業は２９日、受注残の納車時期にめどが立てば、新たな受注を始める方針を明らかにした。認証不正による出荷停止を国土交通省から解除された車種が増えたため、生産再開車種から新規受注に備える。営業ＣＳ本部の武田裕介役員本部長は「新たな注文の希望には１件ずつ、いつごろなら受けられるかもしれないと説明している」という。今春にも再開するとみられる。

ダイハツは全車種の生産を停止した２０２３年１２月２０日時点の受注残が約６万台。キャンセルや出荷再開から減少しており、納車待ちを優先後に新規受注を開始する。５８社の系列販売店や系列外販売店３万５０００社には、３月にかけて初期の資金支援を実施している。車両代の支払い猶予や顧客サービスの代車・車検費用、業販店の資金繰りや部品代を支援する。

ダイハツ車の顧客は中古も含め約１０００万人。だが名簿があるのは７０―８０％で、未更新や疎遠化もあるため、すべてとは連絡が取れていないという。