日立、エヌビディアと協業 生成AIでDXソリューション強化

(2024/3/19 17:00)

日立製作所は19日、米エヌビディアと協業し、生成人工知能(AI)を用いたデジタル変革(DX)ソリューション事業を強化すると発表した。日立の培ってきた電力インフラや鉄道、産業機器などのOT(制御・運用技術)とデジタル技術に、エヌビディアの生成AIによる知見を組み合わせる。第1弾として6月までにAI搭載のデータ保存用サーバーの販売を始める。

両社はOT領域からセンサーや機器などで取得した膨大な量のデータを取り込み、生成AIを用いることで事業の効率化や新しい知見などを提供し、企業のDXを加速させていく。また、現実世界をデジタル空間に再現するデジタルツインの活用により、電力インフラや鉄道などの事業をシミュレーションし、現実世界に反映する大規模なソリューションを共同で開発する。

さらに両社から人材を選出し、日立のOT領域の知見とエヌビディアのAIとグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)技術を融合させ、業種ごとのAIソリューションを開発する。

日立の徳永俊昭副社長は「日立が培ってきたドメインナレッジ(専門的な知識)とエヌビディアの生成AIソリューション群を組み合わせ、複雑な現実世界の課題を解決し、画期的な成果をもたらす社会イノベーションの加速ができる」と期待を述べた。

(2024/3/19 17:00)

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