日立エナジー、変圧器増産に2300億円超投資 北欧に新工場

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  日立エナジーの変圧器試験設備

日立製作所子会社の日立エナジー（スイス・チューリヒ市、クラウディオ・ファキン最高経営責任者〈ＣＥＯ〉）は２４日、変圧器の製造能力を向上するため、２０２７年までに１５億ドル（約２３００億円）超を投資すると発表した。併せて約４０００人の新規雇用も創出する。世界的なカーボンニュートラル（ＣＮ、温室効果ガス排出量実質ゼロ）の流れの中で拡大する再生可能エネルギーや生成人工知能（ＡＩ）向け電力の需要などに対応する。

今回の投資の一部として約１億８０００万ドルを投じ、フィンランドに約３万平方メートルの変圧器工場を新設する。既に発表済みであるドイツの変圧器工場における３０００万ドル超の投資や、米国やコロンビア、中国、ベトナム、豪州での投資も含む。

これらの変圧器事業関連投資には、持続可能で革新的な製造技術への投資も含まれるという。これにより、自社における３０年までのＣＮ達成につなげる。