日本ガイシ、資材安定調達へ中小と交流

(2024/5/23 12:00)

  • 日本ガイシは2023年から中小企業とのコミュニケーションの場を設けている

日本ガイシは資材の安定供給につなげるべく、サプライヤーとの対話の場を強化する。2023年からサプライヤーの半分以上を占める中小企業とのコミュニケーション施策を実施。事業の説明や、社長などとの対話のほか、サプライヤーの困りごとに関し、日本ガイシでの取り組み事例も紹介する。企業の課題解決や、環境・社会・企業統治(ESG)の取り組み加速に向けた機運をサプライチェーン(供給網)全体で醸成する。

「モノの不足やコストの上昇で、売り手が買い手を選ぶ時代になってきた。調達先から選ばれる企業にならなくてはならない」。こう話すのは資材部の長崎宏治専門部長。コストだけでなく、安定調達の重要性が高まっていると認識する。

従来からサプライヤーに業績や購買方針を説明してきたが、セラミックの加工といった観点で取引の多い中小企業向けの対話の機会を新たに設けた。

各回に約30社が対面で参加。ショールームの見学やセミナー、社長や説明を行った社員との対話の場を設ける。セミナーの内容はESGやハラスメントなどさまざまだ。オンラインでも配信し、参加者から「困ったら相談に行きたい」といった前向きな声も上がる。

「企業の困りごとに、できるだけ同じ目線で我々の取り組みを伝えることにこだわっている」(長崎専門部長)。ESGの強化という面でも、サプライヤーの協力が不可欠であることから、日々の対話の重要性は増している。今後も双方向のコミュニケーションを重視しながら、取り組みを続ける方針だ。

(2024/5/23 12:00)

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