株価4451円安、下げ幅過去最大 ブラックマンデー超え

(2024/8/5 16:30)

  •     日経平均株価終値は4451円安の3万1458円

5日、日本の為替・株式市場に衝撃が走った。米国の景気後退リスクを背景に東京株式市場の日経平均株価は一時、先週末終値から4700円以上下げて3万1000円台に暴落。1987年のブラックマンデーに記録した過去最大の下げ幅を超えた。東京外国為替市場でも米景気先行きへの警戒感が強まり、一時1ドル=141円台に上昇し朝から4円超の急騰となった。米国発の市場の混乱が日本の金融市場を大きく揺るがした。

先週末に発表された米雇用統計で失業率が市場予測を上回る悪化となり、米景気後退への警戒感が一気に広がった。週明けの東京市場では米国株が急落した流れを引き継ぎ、自動車株など輸出関連株に加え、株安への不安から金融株なども売られ、売りが売りを呼ぶ「パニック売り」の状態となった。23年末の終値(3万3464円)を下回り、24年の上昇分は全て帳消しとなった。

為替市場では米雇用統計の悪化から米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げのペースを速めるとの観測が拡大。日米金利差の縮小を想定し、ドルを売って円を買う動きが強まった。同日、林芳正官房長官は「政府としては引き続き緊張感を持って市場の動向を注視するとともに、経済・財政運営に万全を期していく」と述べた。

(2024/8/5 16:30)

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