JAXA、宇宙飛行士候補生の訓練公開 ANA施設で模擬フライト

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  訓練施設に入るＪＡＸＡ宇宙飛行士候補生ら

宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）は５日、ＪＡＸＡ宇宙飛行士候補生の米田あゆさんと諏訪理さんの訓練の様子をＡＮＡホールディングス（ＨＤ）の総合トレーニングセンター（東京都大田区）で公開した。ＡＮＡＨＤは宇宙での長期滞在に携わる宇宙飛行士に求められる行動特性の向上を目指す「心理支援プログラム」の実施企業に選定。航空機の安全運転の教育訓練や異文化適応訓練、英語訓練を宇宙分野に転用し、候補生の自己管理やチームワーク、状況確認などの能力を高める。

候補生の２人は航空機のフライトシミュレーターに乗り、東京―大阪間の模擬フライトを実施。その中で運行中のシステムトラブルや天候変化に対し、地上の管制官とコミュニケーションを取りながら適切な判断が取れるかが評価された。

米田さんは「飛行中のトラブルに諏訪さんと協力しながら適切な対応ができた」と語った。訓練後は教官からフィードバックがあり、成果を今後に生かしていく。

米田さんと諏訪さんは１年以上にわたる候補生訓練が１０月に終了する。