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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/10/3 12:00)
(ブルームバーグ)電気自動車(EV)メーカー、米テスラの7-9月(第3四半期)の出荷台数は2万6150台に増加した。
内訳はセダン「モデルS」が1万4065台、スポーツ型多目的車(SUV)「モデルX」が1万1865台、新セダン「モデル3」が220台。生産台数は2万5336台で、「モデル3」は260台だった。
モデル3のペース上がらず?
電気自動車(EV)メーカーの米テスラが7月に納車を開始したセダン「モデル3」の生産台数が、計画を大きく下回っている。同社製品の中で価格を最も抑えることで一般消費者にテスラ車を届けようとするイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)だが、目標達成は遅れそうだ。
7-9月(第3四半期)のモデル3生産台数は260台にとどまり、予定した1500台の2割にも満たなかった。モデル3の標準バッテリー車の価格は3万5000ドル(約400万円)と、「モデルS」の廉価版の半額程度。同社は計画を下回る生産は「障害」によるものとしているが、詳細は明かしていない。
組み立てやすいように設計されたモデル3の生産が鈍いペースで始まったことで、マスクCEOが設定した生産目標の達成は厳しいとの懸念が再び浮上している。ただし、テスラ株を保有するアーク・インベストメント・マネジメントのアナリスト、サム・コラス氏は、「生産台数が予想を下回ったことに驚く人がいれば、私には驚きだ」と発言。「マスク氏が予想する際、極めて野心的な目標を設定するのは分かっていることだ」と指摘した。
テスラの7-9月の生産台数は2万5336台と、4-6月から若干減少。モデル3の生産は予想を下回ったが、モデルSとスポーツ型多目的車(SUV)「モデルX」の販売は四半期ベースで過去最高となった。テスラによれば、今年下期の納車台数は上期を数千台上回る見通し。
(2017/10/3 12:00)