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[ 科学技術・大学 ]
(2018/4/2 15:30)
カリフォルニアのヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられた「ファルコン9」ロケット(3月30日午前、スペースX提供)
フェアリングの回収は失敗
宇宙開発ベンチャー企業、スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)は3月30日早朝、イリジウム・コミュニケーションズの通信衛星10基を搭載したロケット「ファルコン9」の打ち上げに成功した。次世代衛星ネットワーク構築を目指すイリジウムと契約した打ち上げ8回のうち、今回は5回目。
打ち上げはカリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地から現地時間午前7時13分(日本時間午後11時13分)に行われた。スペースXはイリジウムの通信衛星計75基を軌道に乗せる契約。同社は打ち上げの約1時間後にツイッターで、今回の10基全てが軌道に乗ったことを明らかにした。
同日には昨年10月の打ち上げ時と同じ第1段ロケットを使用したが、今回は再利用のための回収はしなかった。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)によると、同社はロケット先端部のフェアリングの回収を目指していたが、失敗に終わったという。
スペースXは今年、計約30回の打ち上げを狙っている。17年の実施回数は過去最多の18回。(ブルームバーグ)
Iridium-5 Mission:spaceX提供
(2018/4/2 15:30)