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(2018/9/16 19:00)
【ロンドン=時事】今年のノーベル文学賞の発表見送りを受けて代わりに設けられた「ニューアカデミー文学賞」について、最終候補の一人に選ばれていた作家の村上春樹氏がノミネートの辞退を申し出た。スウェーデンの団体が15日明らかにした。
それによると、村上氏は選考団体「ニューアカデミー」への電子メールで、最終候補入りに「とても光栄」と謝意を示した上で、メディアの注目を避けて執筆活動に専念したいと表明した。同団体は「残念だが、彼の決定を尊重する」としている。他の3候補はノミネートを快諾したという。
ノーベル文学賞をめぐっては、選考機関「スウェーデン・アカデミー」の関係者のスキャンダルを背景に、今年の発表見送りが決まっている。
(2018/9/16 19:00)