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凸版印刷、「認知症体験VR」が第一生命経済研究所で採用

(2020/5/25)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:凸版印刷株式会社

凸版印刷、「認知症体験VR」が第一生命経済研究所で採用

認知症の症状や、認知症のお客さまとの接し方をVRで体験できるサービス 「認知症体験VR」の本格販売開始。認知症への適切な理解促進に貢献

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、認知症への適切な理解促進を目的に、認知症の症状を体験できる「本人体験編」と、認知症のお客さまとの接し方をロールプレイできる「業務応対編」の2つの異なる視点のVR体験を提供するサービス「認知症体験VR」を2020年3月に開発。金融業界を中心にサービス提供を開始しています。  このたび「認知症体験VR」が、株式会社第一生命経済研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:丸野 孝一、以下 経済研)が主催するライフデザインセミナー事業の「認知症セミナー」の体験教材として、「本人体験編」が採用されました。


「認知症体験VR」 サービス概要 (C) Toppan Printing Co., Ltd.
■ 背景
 近年、高齢化の急速な進展に伴い、国内における認知症患者数は増加しています。これにより、認知症の方が安心して暮らしていくための環境整備が喫緊の課題となっています。さらに、高齢者が利用する機会が多い金融機関では、増加している認知症の方への適切な対応が求められています。
 このような社会的課題に対して、凸版印刷は昨年より「認知症体験VR」の企画開発に取り掛かり、5月より金融業界を中心にサービス提供を開始しました。
 生活者や企業の従業員に対して「認知症セミナー」を主催している経済研では、このセミナーの中で「認知症体験VR」を活用。VRならではの没入感のある体験をすることで、効果的に認知症の理解促進につなげることができる点や、スマートフォンアプリと紙製ヘッドマウントディスプレイ「VRscope(R)」(※1)を使用するだけで手軽に体験を提供できる点が高く評価され、導入に至りました。

■ 「認知症体験VR」の特長
・認知症の本人と接する方の2つの異なる視点をVR体験することで認知症への理解を促進
 「本人体験編」では、認知症の症状の一例として、「レビー小体型認知症」(※2)の特徴を体験できます。また、「業務応対編」では金融窓口に認知症のお客さまが来店し、社員の案内が理解できずに戸惑いや不信感を抱く様子を忠実に再現した、実際の業務応対において起こりうる事例に即した体験もできます。
「認知症体験VR」コンテンツのイメージ (C) Toppan Printing Co., Ltd.
・集合研修に参加しなくても手軽に視聴が可能
 「認知症体験VR」は、気軽にいつでもどこでもコンテンツを視聴できるため、集合研修や大掛かりな機材を用意することなく、時間と場所を問わずに体験することができます。

・手軽に認知症体験が可能
 スマートフォンアプリと紙製ヘッドマウントディスプレイ「VRscope(R)」を用意するだけで、簡単に認知症の本人体験や認知症のお客さま応対のロールプレイを体験することが可能です。

■ 価格
 利用者1人当たり、年間1000円程度~(※利用数や利用コンテンツに応じて価格変動あり)

■ 今後の目標
 凸版印刷は今後「認知症体験VR」を、金融業界を中心に2020年度内に10社の導入を目指します。また、体験できるコンテンツやテーマの拡充を進め、自治体や小売店舗、公共交通機関など様々な業界に向けて展開。VRを活用した教育コンテンツで2025年度に10億円の売上を目指します。

※1 VRscope(R)
 紙製のヘッドマウントディスプレイです。スマートフォン(iPhone、Android)を挿入。専用コンテンツを表示することでリアリティのある映像を安価に体験できます。「VRscope(R)」の2枚のレンズを使用することで立体視、スマートフォン内蔵の動作検知(ジャイロセンサー)を活用することで、空間を360°見回す事が可能です。なお「VRscope(R)」はボックスタイプ、カードタイプの2種類を提供しています。

※2 レビー小体型認知症
 「アルツハイマー型認知症」、「血管性認知症」とともに、三大認知症と呼ばれ、「レビー小体」という特殊なタンパクにより脳が委縮することで発症します。手足が震える、歩きにくいなどの症状に加え、幻視があらわれるのが特徴です。

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以  上

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