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(2021/3/31)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:シャープ
ドローンに搭載の8Kカメラで撮影した映像を上空約60mから地上に安定的に配信
シャープは、株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井伊 基之、以下、ドコモ)と連携し、災害時の広域監視利用を想定した5Gによる8K高精細映像のリアルタイム伝送の実証実験(※1)に成功しました。
本実証実験は、3月8日(月)、9日(火)、10日(水)、12日(金)の延べ4日間、神奈川県横須賀市の「横須賀市ドローンフィールド(※2)」にて実施。テストフィールド内に実験用5Gネットワーク環境を構築し、ドローンに搭載された8Kカメラで撮影した地上の映像を、上空約60mから5Gを介して地上の8K対応テレビにリアルタイムに配信しました。映像配信に次世代技術のSRT(Secure Reliable Transport)を用いることで、途切れることのない安定した映像を表示することができました。
また、地上に置いた市松模様(8cm角)のボードを、上空約60mと約40mの2地点から8Kと4Kで撮影。映像を拡大して比較・分析したところ、8Kは、4Kより高い地点からでも同程度の精細度で撮影できることに加え、一度の撮影でより広範なデータを取得できることが分かりました。
現在、ドローンを利用した空撮は2K程度の画質で録画し、着陸後に内容を確認するものが一般的です。本実証実験により、2Kの16倍の情報量を持つ8K映像データを、5Gによりリアルタイムに伝送できることが確認されました。今後、発災時における被災状況のタイムリーかつ広範囲な確認など、災害対策や防災用途での活用が期待できます。当社は、5Gを活用した8K映像データ伝送の実用化に向け、様々なシーンにおける実証実験を推進するとともに、社会課題の解決に貢献してまいります。
※1 本実験は、横須賀市および(株)横須賀テレコムリサーチパークが推進する“ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ”の一環として実施したものです。
※2 横須賀市がドローン関連の企業の集積と市内経済の活性化を目的に運営する屋外フィールド。ドローンの飛行訓練やドローン開発の実証実験などが行えます。
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【プレスリリース全文】
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