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持続可能原料へのリーディングカンパニー Trinseo (トリンセオ) SBR(合成ゴム)業界で世界初となるマスバランス認証を取得

(2021/3/31)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:Trinseo (Hong Kong) Limited

持続可能原料へのリーディングカンパニー Trinseo (トリンセオ)  SBR(合成ゴム)業界で世界初となるマスバランス認証を取得

~ 新たなソリューションの提供を通じ、持続可能な社会の実現に向けた企業活動をサポート ~

 東京、日本- 2021年3月31日- 、材料ソリューションプロバイダー兼プラスチック・ラテックス接着剤・合成ゴムの製造を手掛けるグローバルメーカーTrinseo (NYSE: TSE)(以下、「トリンセオ」)は、サステナビリティの認証制度であるISCC(International Sustainability & Carbon Certification)からSBR(合成ゴム)業界で世界初となるマスバランス認証を取得しました。  本認証は、欧州の工場で製造された3つの材料群 - シュコパウ(ドイツ)の合成ゴム、テッセンデルロ(ベルギー)のポリスチレン、シュターデ(ドイツ)で製造されたポリカーボネートに対して発行されました。



■マスバランスとは
 マスバランスとは、生産サイクル全体の投入量(持続可能な原料など)の総量を最終製品まで  トレースする証拠保全管理体制(CoCモデル)で、既存の製造インフラの利活用により持続可能な材料を製造する際に有効なシステムの1つです。例えば、マスバランス認証を取得した原料を全体の10%投入した場合には、完成した製品のうち10%を“サステナブルな製品”と保証することが可能になります。
 持続可能な社会の実現に向けて世界的に気運が高まる中、自動車産業においても各メーカーが原材料の循環利用を進めてはいるものの、持続可能な原料での製造には新たに莫大なインフラ投資が必要になる等の大きな商業的障壁があります。
 マスバランスの活用を通じて、既存の石油資源と持続可能な資源を組み合わせた製品を製造し、原料全体のうち持続可能な供給原料が占める割合を段階的に高めていくことで、サステナブルな構造組成への変革を可能にし、持続可能な社会の実現に向けた企業活動をサポートいたします。

■トリンセオが出来る合成ゴム業界のサステナブルな貢献
 日本ではSBR(合成ゴム)の約7割[1]がタイヤ産業において消費されており、昨今では大手タイヤメーカーは続々とサステナビリティへの取り組みを強化しています。タイヤのライフサイクルにおけるCO2排出量に注目すると、約90%は【使用段階】、約3%は【原材料調達段階】と言われています[2]。現在ではタイヤの改良等で、転がり抵抗(タイヤが道路を転がるときに発生する抵抗力)を減らし、燃費性能を向上させることで【使用段階】でのCO2削減へ貢献をしています。トリンセオではこれに加えて、マスバランスの適用により持続可能な原料(バイオ/循環型原料)を使用することで、タイヤの持続可能な製造拡大に向けた1つのソリューションを提供します。

■トリンセオのサステナビリティ目標
 2020年に設立10周年を迎えたトリンセオは、持続可能な製品ポートフォリオの提供や気候変動への取り組みなど、サステナビリティへの15の具体的目標を掲げています。マスバランスは主力商品の1つである合成ゴムにおける真の循環性への達成に向けての最初の一歩と位置づけています。
 トリンセオの戦略、企業開発、サステナビリティ(持続可能性)およびマーケティング・コミュニケーション担当副社長のAndre Lanningは次のように述べています。「マスバランスは、お客様がサステナビリティ(持続可能性)の目標達成をサポートするために、材料ソリューションプロバイダーとしてトリンセオが始めた新たな取り組みです。トリンセオが持続可能であること、または環境に優しいことを伝えるだけでなく、業界のサステナビリティ(持続可能性)を推進するリーダー的役割を演じていることを誇りに思っています。当社は、今年初めに発表した2030年サステナビリティ(持続可能性)目標に沿って、製品ポートフォリオからプロセスに至るまで、未来を見据えたソリューションへの投資を継続します。」
 トリンセオは2030年までに製品ポートフォリオの40%を持続可能にすることを目指し、マスバランスを通してタイヤの持続可能な製造拡大をサポートします。

【補足資料】
プロモアニメ:https://trinseo.widen.net/s/wfrb2fxbsj/trinseo_mass_balance_anime



トリンセオのマスバランスを3.5分のアニメーションで説明しています。

[1] 一般社団法人日本ゴム工業会. 「2020年10月~12月期・1~12月期合成ゴム品種別出荷量」参照https://www.rubber.or.jp/page3.html?id=6

[2] トリンセオ自社調べ(https://www.trinseo.com/News-And-Events/Trinseo-News/2020/October/Watch-the-Chemical-Week-Webcast-with-Sandra-Hofmann-Driving-Sustainable-Mobility

【トリンセオ会社概要】
トリンセオ(NYSE:TSE)は、材料ソリューションプロバイダー兼プラスチック・ラテックス接着剤・合成ゴムの製造を手掛けるグローバルメーカーです。私たちの日常生活に浸透するとともにイノベーティブで持続可能な価値ある製品の提供に取り組んでいます。トリンセオは同じ志を持つ関係者と提携して社会に好影響を及ぼすことを第一に考え、自動車、家庭用電気製品、消費財、医療機器、パッケージ、履物、カーペット、紙と板紙、建設と工事、タイヤなど、広範な末端市場における顧客のサステナビリティ(持続可能性)目標を支えています。トリンセオの2019年の純売上高は約38億ドルで、世界で2,700人の従業員を擁しています。詳細情報については、www.trinseo.comをご覧ください。

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