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センスタイム、スマートカー向けAIソリューションの新ブランド「SenseAuto絶影(ぜつえい)」を発表

(2021/7/12)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:株式会社センスタイムジャパン

センスタイム、スマートカー向けAIソリューションの新ブランド「SenseAuto絶影(ぜつえい)」を発表

株式会社センスタイムジャパン(本社:京都府京都市中京区、代表取締役社長:勞 世竑)の親会社であるSenseTime Group Limited(本社:中国 香港、代表取締役Xu Li、以下センスタイム)は、2021年7月7日から10日に上海にて開催されたWAIC2021(世界人工智能大会)において、スマートカー向けソリューションの新ブランドとして「SenseAuto絶影(ぜつえい)」の発表をいたしました。


「SenseAuto絶影」は、単一車両のインテリジェンスから、車両と道路交通システムの両方をつなぐ協調的なインテリジェンスへのアップグレードを推進を目指します。

ブランド名である「絶影(ぜつえい)」は、中国の三国時代に活躍した曹操の愛馬の名前からつけられたものです。絶影は忠実で、また駿馬として有名で、その速さは「影もとどめない」と表現されるほどでした。
「絶影」はセンスタイムの持つ先端的な画像認識技術の進化のスピード感の象徴として、またセンスタイム独自のスマートカー技術の構築を、より効率的で安全に、そして、歴史的名馬が見せた曹操への忠実さのように、スマートカーが人と都市の結びつきや繋がりを作り、生活の役に立つようになってほしい、というセンスタイムの思いを表しています。

「SenseAuto 絶影」は「SenseAuto Empower」と名付けられた、車載向けの製品やソリューションに高いパフォーマンスを発揮するAIを開発するエンジンを使っています。「SenseAuto Empower」の最先端の研究開発能力を提供することで、業界パートナーの研究開発プロセスを効率化し、より高いパフォーマンスの実現を支援します。

センスタイムは、中国をはじめとする世界各国の自動車産業で、30社以上のパートナーと協力関係を構築、「SenseAuto 絶影」の技術が2000万台以上の車に導入される予定です。A-SPICE(L2)やASIL(B)など国際的な認証も取得、その研究開発能力と品質管理において、高水準を達成しています。

「SenseAuto絶影」ブランドにて展開する3つのソリューション「SenseAuto Cabin」「SenseAuto Pilot」「SenseAuto Connect」については、以下のような機能を搭載しております。

「SenseAuto Cabin」
安全で便利で楽しい車内体験を実現することを目的としており、SenseAuto Cabin-Dドライバーモニタリングシステム(DMS)、SenseAuto Cabin-Oオキュパント(※乗員)モニタリングシステム(OMS)、SenseAuto Cabin-Kキーレスエントリー、バーチャルコンパニオン、そして拡張現実感(AR)を活用した複数の車載インフォテインメント(IVI)機能を備えた包括的なソリューションポートフォリオで構成されています。ドライバーは、DMSの自動設定機能をオンにすることで、運転席やバックミラーを手動で調整する手間を省くことができます。
また、DMSは、眠気や注意力散漫、電話の使用など、危険な運転の兆候が検出された場合、リアルタイムに警告を発します。また、ドライバーの視線追跡を行うほか、搭載システムも直接の操作が不要な非接触UIで設計、より安全な運転を可能にします。OMSは、年齢や性別などの乗客の属性に応じてカスタマイズされた一連のサービスを提供します。OMSの最大の特徴は、子供の置き去りを検知する機能です。子供が車内に放置された状況を検知すると、直ちに保護者に通知することで、リスクを低減させます。

「SenseAuto Pilot」
複雑な環境でも対応可能なビジュアルセンシング、LiDARセンシング、マルチモーダルな意図予測技術を統合し、正確な判断と経路計画を可能にします。フロントセンシングソリューションは、200メートル以内の歩行者や車両を検知し、安全で効率的な操縦を行うことができます。高速道路では、ドライビングパイロットソリューションが、車線追従、車線変更、ランプ合流などの様々なL2+高度運転支援を行うことができます。また、センスタイムの高精度3Dセンシング技術を活用したLiDARセンサーも製品に組み込まれており、悪天候や悪環境下でのシステムの堅牢性を保証します。

「SenseAuto Connect」
車両、道路、クラウド間のコネクトを効率化し、ワンストップ管理を実現します。このプラットフォームは、LiDARやミリ波レーダーなどの基本的なセンサーを搭載、活用することで、路面に対しインテリジェントなセンシング能力を与えます。さらに、クラウドとエッジ・コンピューティングにより、協調的な管理、分析、実行を可能にし、効率的で完全なエンドツーエンドの交通管理を実現します。クラウドプラットフォームは、V2X(Vehicle to Everything)通信のハブとしても機能し、交通、小売、観光などの様々な産業にインテリジェントな自動車ソリューションを導入可能とし、便利で革新的なユーザー体験を提供することができます。

センスタイム共同設立者 兼 研究開発責任者 Wang Xiaogang教授からのコメント:
「自動車のインテリジェントセンシングにおける数多くの可能性を追求し、ユーザーや社会に有益な新しい体験やサービスをもたらすことができると確信しています。これを実現するために、我々は業界パートナーの複雑なニーズを満たすため、標準化されたソリューションを提供するとともに、20年以上の研究ノウハウから蓄積された我々のコアAI能力を提供することで、セグメント化された市場の研究開発コストを削減し、持続可能な自動車エコシステム構築に貢献します」と述べています。

WAIC2021の会場では「SenseAuto 絶影」のソリューションを搭載したミニバスが自律走行技術と独自のAR効果を披露しました。ミニバスが会場である上海万博公園内を自律走行しながら、AR効果と音声ガイドで未来の世界を体験することができるものです。

このような新しい体験を提供にとどまらず、様々なパートナーとの連携を深め、センスタイムは今後も幅広い分野の業界に向け、画期的なソリューションを提案してまいります。

※各社の会社名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。

■センスタイムジャパンについて https://www.sensetime.jp/
SenseTime Groupはディープラーニングとコンピュータビジョンの世界的なリーディングカンパニーです。香港中文大学のマルチメディアラボを母体として2014年に設立いたしました。センスタイムジャパンは同社の日本法人として2016年に設立。自動車・製造業・インフラ等、日本が強みを持つ分野に向け、自動運転、人物行動理解、顔認識、車両識別の技術を提供すると同時に、環境や状況の変化に柔軟に適応できるロボットに関する研究開発などを行っています。

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