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ピアッジオ グループ、EICMA 2021に新たな展開の数々を出展

(2021/12/9)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:ピアッジオ グループ ジャパン株式会社

ピアッジオ グループ、EICMA 2021に新たな展開の数々を出展

オフロードに回帰するアプリリア、モト・グッツィの未来志向イノベーション、ベスパならではのスタイル、ピアッジオの新型電動モビリティ

- 欧州の主要メーカーが一堂に会し、ミラノで開催されたこの展示会では、「Future Unlocked(未来を切り開く)」というテーマが掲げられました。このテーマは、未来に向けた革新的なビジョンを最優先するピアッジオグループにとって共感できるものです。欧州の主要メーカーの1つであり、世界的にも大きなシェアを誇るピアッジオグループは、EICMAモーターサイクルショーの主役となります。ピアッジオグループの出展は、世界の二輪車産業の重要イベントというEICMAの目的を裏付けるものとなります。 ピアッジオグループの象徴的なブランド群は、日常的な移動からスポーツライディングまで、未来のモビリティへの道を切り開き、持続可能なモビリティソリューションへの需要がますます高まる中、変化する世界の課題に対応します。


ピアッジオグループはEICMAにて、2022年に発売を予定する全ブランドの新型車を発表しました。

アプリリア トゥアレグ660 - アプリリア トゥオーノ660ファクトリー - アプリリアRS 660リミテッドエディション - アプリリアSR GT - モト・グッツィV100マンデッロ - モト・グッツィV85 TTグアルディアドノーレ - ピアッジオ1およびピアッジオ1フェン・チェン・ワン - (ベスパエレットリカ)RED

アプリリアは、オフロード走行や旅に最適な待望のトゥアレグ660と、楽しさを追求したトゥオーノ660のファクトリーバージョンを発表しました。このファクトリーバージョンではさらなる高出力化・軽量化が進められており、さまざまな機能が追加されています。さらに、洗練されたRS 660リミテッドエディションと、革新的なSR GT 「アーバンアドベンチャー」スクーターを出展しました。

モト・グッツィはモーターサイクルイノベーションの最前線に復帰し、最先端技術が満載の多目的スポーツバイク、V100マンデッロのワールドプレビューを開催しました。また、コラッツィエリ連隊とのコラボレーション75周年を記念して、洗練されたアドベンチャーバイクであるV85 TTグアルディアドノーレを発表しました。

ピアッジオは、イタリアメーカーとして初となる電動スクーター、新型ピアッジオ1を出展しました。さらに、デザイナーのフェン・チェン・ワン氏が手がけたスタイリッシュなモデルも展示されました。

ベスパからは、パンデミックとの戦いを支援するために、世界で最もスマートな電動スクーターの特別バージョン、(ベスパエレットリカ)REDが登場しました。

【EICMA 2021で発表されたピアッジオグループの主な新型車】

■ アプリリア トゥアレグ 660
アプリリアの660プラットフォームを基盤とするこのバイクは、1985年にアプリリアが発表し、オフロード分野で伝説となったバイクの名前を受け継ぐ真のオフローダーです。「トゥアレグ」の名前だけで、このバイクが何を目指しているかがすぐにわかるでしょう。トゥアレグ660は、単気筒のエンデューロバイクとミドルレンジのアドベンチャーバイクという、これまで相反するものとされてきた2つのジャンルを理想的な形で統合するモデルとして設計、開発、製造されました。トゥアレグ660は、卓越したオンロード性能、最先端の制御デバイス、80Hp 2気筒エンジン、そして乾燥重量わずか187kg、ツアラーの特性を活かしながらオフロードも快適に走行できるアドベンチャーバイクです。革新的なコンセプトとデザインを採用し、実用性を重視して余計な要素をすべて排除しました。フレームは、過酷なオフロードでの激しい走行を想定して開発されています。エンジンをフレームに固定するためのアンカーポイントを6箇所設けることで、構造的な堅牢性を確保し、エンジンも荷重を受ける部材として利用しています。また、トラベル量が非常に大きなサスペンションは幅広い調整に対応し、オフロードから受ける激しい衝撃を吸収して、ライダーとパッセンジャーの快適性を保証します。

18リットルのタンクは、膝が触れる部分が大きく絞り込まれています。縦長の形状によりガソリンの重心が車体の重心付近に保たれるため、ライディングに影響を与えることがありません。チューブレス対応のアルミリムのホイールは、トゥアレグ660の強いオフロード志向に沿ったサイズになっています。前輪は2.5 x 21インチ、後輪は4.5 x 18インチです。それぞれ90/90と150/70のピレリ製スコーピオンラリーSTRタイヤが装着されています。最先端のインストルメントには、トラクションコントロール、クルーズコントロール、エンジンブレーキ、カスタマイズ可能なエンジンマップを含むAPRC電子制御装置が搭載されています。過酷なオフロードを走行する際などには、ABSを両方のチャンネルで無効化できます。並列2気筒エンジンは、非常に小型軽量の最新世代エンジンユニットです。特別なチューニングが施され、80Hp、70Nmを発揮します。3,000rpmで75%のトルクを発揮するため、低回転域でもスロットルに機敏に反応します。このバイクには、豊富なアクセサリーや専用ウェアが用意されています。



アプリリア トゥオーノ 660 ファクトリー
トゥオーノ660ファクトリーは、一般ライダーや評論家から高く評価されたトゥオーノ660の優れたシャーシに高性能なサスペンションを装着することで、スポーツライディング時の性能をさらに高めています。41mmのインナーチューブを持つKYB製フォークは、圧側および伸び側の減衰力とスプリングプリロードの調整が可能です。独立したリザーバーを持つザックス製リアショックアブソーバーも、圧側および伸び側の減衰力とスプリングプリロードの調整が可能です。

軽量のリチウムイオンバッテリーを採用し、総重量を約2kg軽量化(車両重量181kg)したことで、パワーウェイトレシオがさらに向上しました。660cc 2気筒エンジンの最高出力は、トゥオーノ660では95Hpでしたが、トゥオーノ660ファクトリーでは100Hpにアップしています。トゥオーノ660より1丁少ない16丁のスプロケットを採用し、ファイナルドライブレシオをショートにすることにより、加速性能がさらに向上しています。最大トルクは変わらず、8500rpmで67Nmに達します。

トゥオーノ660ファクトリーは、ライドバイワイヤ電子制御アクセルと6軸慣性プラットフォームを標準装備したAPRC電子制御装置に加えて、AQS(アプリリア クイックシフト)を採用しています。AQSは電子制御式ギアボックスで、ライダーはスロットルやクラッチを操作せずに瞬間的にシフトチェンジできます。ダウンシフト機能も搭載しており、クラッチレバーに触れずにシフトダウンできます。

デザインもさらに磨き上げられており、アグレッシブでスポーティなFactory Dark(ファクトリーダーク)グラフィックが施され、黒と赤で塗装されたシングルシート用テールフェアリングが装着されます。


アプリリア RS 660 リミテッドエディション
2020年10月の発売から1年余りで、アプリリアRS 660はモータースポーツ参戦開始から初の栄冠となる、2021年のツインズカップを勝ち取りました。ツインズカップとは、ミッドレンジ2気筒モデルを対象として米国で開催される過酷なチャンピオンシップであり、米国最高峰のモーターサイクルロードレースシリーズであるMotoAmericaの一部をなしています。この勝利を記念して、アプリリアはRS 660の1,000台限定のシリアルナンバー入りの特別モデルを発表します。このモデルは、米国旗にインスパイアされたオリジナルの星条旗のカラーリングに加え、シングルシート用テールピースカバー、大型のフロントシールド、クイックシフトの設定を逆チェンジにも対応させるソフトウェアなど、ユニークな特徴を備えています。ライダーのニーズに合わせて、シフト設定を公道走行用とサーキット走行用に別々に設定できます。


アプリリア SR GT
アプリリア初のアーバンアドベンチャースクーターです。エンデューロバイクに着想を得て設計された、どのような状況でも理想的なパートナーとなるモーターバイクです。都市での普段使いだけでなく、長距離走行にも対応し、カントリーロードや未舗装路でも気軽に走行でき、ライディングの喜びを再発見できるモデルです。新型アプリリアSR GTは、アクティブなライディングポジションとモーターサイクルスタイルの幅広なネイキッドハンドルバーにより、優れた操作性を実現しています。また、トラベル量の大きなサスペンションと高い地上高により、市街地の道路に存在する段差も簡単に乗り越えられます。幅広なオールテレーン対応タイヤを備え、舗装路、石畳、ダートまで、あらゆるタイプの路面に対応します。アプリリアSR GTは、エンジンのパワーと効率の面でも優れており、ユーロ5認証を受けた最先端の電子制御式インジェクションを備えた、最新世代の4バルブ水冷式i-getエンジンを搭載しています。新型の単気筒174ccエンジンは、8,500rpmで13kW、7,000rpmで16.5Nmを発揮します。さらに、アプリリアSR GT 125に搭載される単気筒の125cc i-getエンジンは、8,750rpmで11kWの最高出力、6,500rpmで12Nmの最大トルクを発揮します。この性能は、多目的な実用性、軽快な加速、滑らかな走り、優れた燃費をあらゆる状況下で保証します。


モト・グッツィ V100 マンデッロ
100年の歴史を持つモト・グッツィは、V100マンデッロとともに次の100年への第一歩を踏み出し、力強い個性を持った魅力あるモーターサイクルを作り続けます。モト・グッツィV100マンデッロは、モト・グッツィの歴史に新たな一章を切り開きます。従来のカテゴリーにとらわれず、モト・グッツィのあらゆるモーターサイクルの核心にある、優れた性能と旅への情熱を併せ持っています。モト・グッツィの歴史上類を見ないモデルであり、搭載された最先端のテクノロジーや空力ソリューションは、モト・グッツィの未来への扉を開きます。V100マンデッロは、個性的で他に類を見ない伝統の2気筒エンジンを活かして開発された革新的バイクです。ノスタルジーを排したシルエットには、モト・グッツィのスタイルのキーポイントがモダンに表現されています。ブランドの歴史の分岐点となるこのバイクには、重要な革新的技術が多数導入されています。二輪車として世界初となるアダプティブ・エアロダイナミクス機能を搭載したほか、モト・グッツィとして初めて6軸慣性プラットフォーム、コーナリングABS、セミアクティブサスペンション、クイックシフトなどの先進的な電子ソリューションを導入しています。また、洗練された技術特性を持つ新しいコンパクトブロックエンジンを初めて搭載したモデルでもあります。モト・グッツィならではのトルク感とサウンドを実現する90°Vツインエンジンという伝統はそのままに、設計は完全に一新されており、非常に優れたパフォーマンスを発揮します。115Hpを超える出力、105Nmを超えるトルクで、3,500rpmで最大トルクの90%に達します。コンパクトで扱いやすいフレームが、このバイクのスポーツ性を高めています。また、ゆったりとしたサドルと自由度の高いライディングポジションが優れた快適性を実現し、ツーリングにも適しています。電動式のウインドシールドに加えて、速度やライディングモードに応じて燃料タンク側面のエアディフレクターの位置を自動的に調整する世界初のアダプティブ・エアロダイナミックシステムにより、快適性と防風性が高められています。また、最先端の電子制御デバイスが多数搭載されており、たとえば、パフォーマンスと燃料消費量をきめ細かく管理するライドバイワイヤ電子制御スロットル、マレリ製11MPアドバンストコントロールシステム、電子制御を最適に管理するための6軸慣性プラットフォーム、クルーズコントロール、カーブでのブレーキング時に予防安全を実現するコーナリングABSが搭載されています。ライディングモードは、トラベル、スポーツ、レイン、ロードの4つが用意されており、それぞれ3種類のエンジンマップ、4段階のトラクションコントロール、3段階のエンジンブレーキを設定できます。

また、オーリンズ製Smart EC 2.0セミアクティブサスペンションのキャリブレーション機能により、ライディングスタイルや路面状況に応じてサスペンションが刻一刻と自動調整され、あらゆる状況下で最適な性能が得られます(ライディングモード機能を標準搭載するバージョンの場合)。


■ モト・グッツィ V85 TT グアルディアドノーレ
モト・グッツィは、コラッツィエリ連隊との75年にわたる継続的なコラボレーションを記念して、モト・グッツィV85 TTグアルディアドノーレを発表しました。このモデルは、高い評価を得ているクラシックトラベルエンデューロのシリアルナンバー入りの特別限定モデルで、創業100周年の今年、イタリア国家元首を警護する部隊に正式採用されました。V85 TTグアルディアドノーレには、クイリナーレ宮殿に提供されたV85 TTと同様に、黒のカラーリングと、コラッツィエリのモト・グッツィバイクの白のグラフィックが施されています。白のストライプは、フロントマッドガードから燃料タンク、サイドパネルを経て、特大のツーリングウインドシールドにも施されています。ウインドシールドの他、センタースタンド、エンジンガード、LEDフォグライトも標準装備されています。このモデルには、サイドパニアのセットもオプションにて取り揃えています。モト・グッツィV85 TTグアルディアドノーレは、マンデッロイーグルとコラッツィエリ連隊の75年に及ぶコラボレーションの最初の年にちなんで、1946台の限定車として生産されます。また、このモデルが特別なものであることを示すために、各車のハンドルバーライザーには、1から1946までのシリアルナンバーが刻印されます。


ピアッジオ 1 フェン・チェン・ワン

今日の国際舞台において最も実験的かつ革新的なスタイリストの1人であるフェン・チェン・ワン氏とピアッジオのコラボレーションにより、ピアッジオの新しい都市向け電動スクーターであるピアッジオ1(日本未導入モデル)の特別カスタムモデルが誕生しました。フェン・チェン・ワン氏が手がけた特別モデルは、中国の伝統と、ロンドンの活気あふれる創造性を融合させた特別なカラーリングが特徴です。同氏は、息をのむような風景で知られる中国南東部の福建省出身のスタイリスト兼デザイナーです。

水という自然の要素と、中国神話で美徳と優雅さを象徴する不死鳥のシンボルを視覚的に組み合わせた水彩画が、中国の伝統的な筆使いで描かれています。一方、シートカバーやホイールにも使用されている緑の色は、中国に原生する植物や、健康、繁栄、調和といった普遍的な価値観を表しています。ピアッジオとフェン・チェン・ワン氏とのコラボレーションでは、特別なヘルメットやユニセックスのストリートウェアのカプセルコレクションも製作されています。


(ベスパエレットリカ)RED
(ベスパエレットリカ)REDは、ボノ氏とボビー・シュライバー氏が設立した非営利団体である(RED)とピアッジオグループとのパートナーシップにより誕生しました。2021年のEICMAでは、赤一色の装いで登場します。象徴的な赤色は、単なる大胆な主張ではありません。(ベスパエレットリカ)REDが1台販売されるたびに、(RED)とともにパンデミックとの戦いを支援するために、世界最大級の世界保健基金であるグローバルファンドを支援するための寄付が行われます。(RED)は、緊急事態を表す赤色にちなんで名付けられ、AIDSと戦うための寄付金を企業から募る目的で2006年に設立されました。現在は、新型コロナウイルスの差し迫った脅威と、パンデミックの大きな被害を受けたコミュニティにおける壊滅的な影響とも戦っています。

2017年の(ベスパ946)RED、2020年の(ベスパプリマベーラ)REDに続き、(ベスパエレットリカ)REDは、この長年のパートナーシップから生まれた3つ目の特別な製品であり、世界の健康への尽力と環境や地球への敬意という共通の価値観を何よりも効果的に体現しています。


ピアッジオグループ、スクーター分野でヨーロッパのトップメーカーの地位を確立

欧州トップの二輪車メーカー、そして世界でも有数の二輪車メーカーとして、ピアッジオグループは第78回EICMAショーに参加しました。

9月30日現在、ピアッジオグループは二輪車市場全体で13.2%のシェアを占め、スクーター分野では23.1%のシェアを誇るトップメーカーです。イタリアでは、グループの市場全体のシェアは17.9%、スクーター分野のシェアは27.3%に上昇しています。

EICMA 2021に先立ち、ピアッジオグループは、2021年1~9月期の純売上高が13億1,920万ユーロ(前年同期比32.7%増、2019年比9.9%増)、全世界での販売台数が430,600台(2020年9月30日比21.7%増)となりました。

2021年1~9月期のグループのスクーター分野の全世界販売台数は、ベスパブランド(40%以上の成長)、ハイホイールスクーターのピアッジオビバリーとピアッジオリバティ、アプリリアのスクーターが中心となって、2桁の成長を記録しました。 モーターサイクル分野では、アプリリアとモト・グッツィの両ブランドが2021年1~9月期に記録的な売上を達成し、過去最高の販売台数と売上高を記録しました。また、660ccエンジンを搭載した新型バイク、アプリリアRSとアプリリア トゥオーノ、そしてモト・グッツィV7とV85 TTが市場で大きな反響を呼びました。

EICMA 2021 出展モデルの広報画像はこちらから:https://xfs.jp/xVU5z5

なお、日本導入モデルの情報に関しては、後日改めてご案内いたします。

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