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“サステナブルデザイン”の国際イベント「LAGI」の日本展開における独占契約を締結 ~「再エネ施設のデザインコンペ」の日本開催で脱炭素まちづくりを目指す~

(2021/12/10)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:株式会社ATTIQUE

“サステナブルデザイン”の国際イベント「LAGI」の日本展開における独占契約を締結 ~「再エネ施設のデザインコンペ」の日本開催で脱炭素まちづくりを目指す~

デザインコンペは過去5カ国10都市で開催 日本初開催に向けて複数地域と協議開始

プレイス・ブランディング企業の株式会社ATTIQUE(本社:東京都新宿区)は、世界の建築家やエンジニアが参加する“サステナブルデザイン”の国際イベントを企画・運営するLand Art Generator Initiative(本社:米国シアトル、以下LAGI)と、日本における独占代理店契約を締結し、LAGI初の日本公式パートナーとなりました。気候変動問題に関心のある日本の企業・自治体向けに、カーボンニュートラルな街づくり支援やグローバルプロモーションなどの日本特別メニューを提供してまいります。


LAGI日本版サイト:https://japan.landartgenerator.org

LAGIのデザインコンペでは、世界中のクリエイターが、地域社会と共生する太陽光発電施設を構想してきた。

「Solar Hourglass(1st Place Winner LAGI 2014 コペンハーゲン)」 Santiago Muros Cortés

<LAGIとATTIQUEによるパートナーシップ体制図>



背景:
 世界は今、国連の「SDGs」を2030年までに達成するために、2020年代を「Decade of Action(行動の10年)」と呼び、政府機関のみならず消費者も企業もカーボンニュートラルへの気運を高めています。日本でも、2020年秋の「2050年カーボンニュートラル宣言」以降、官民ともに脱炭素化に向けた取り組みが急速に進行中です。しかし、脱炭素化への推進役と目される太陽光発電事業においては、地域住民からの合意形成に課題があり、事業者・住民・自然環境が調和的に進める「地域共生型再生可能エネルギー事業」の重要性が高まっています。同時に、気象・地形・社会的な制約条件から、日本では太陽光発電の設置拡充は難しいと叫ばれ、デザインや技術革新を通じての課題解決に期待が寄せられています。
 この状況下で、ATTIQUEの提供するプレイス・ブランディングの各種サービスと、「建築デザインコンペティション」をはじめとするLAGIの市民共創プログラムを連携させます。日本の民間企業や公共機関が導入し易いメニュー開発に注力し、各社がLAGIのノウハウやネットワークを活かせるような環境づくりを整えます。これにより、日本のカーボンニュートラルな街づくりの実現に貢献します。


パートナーシップの概要:

1.LAGIプログラムのプロモーション機能強化
 LAGIの「建築デザインコンペティション」では世界的な建築家が審査員を務めるため、主催者や開催地は国際的な話題を獲得できます。その話題をイベント当日だけでなく、開催発表時から一貫して継続させるために、ATTIQUEが得意とする動画やデジタルメディアを用いたプロモーション施策をメニューに追加します。発信機会を最大化させることで、地域ブランディングに貢献し、LAGI誘致の投資対効果を高めます。

2.小中規模のイベントメニューの拡充
 ATTIQUEが独自に企画・製作した展示モジュールを安価に提供することで、大々的なイベントを開催できない中小企業や自治体が、サステナブルな取組みの発信や知見交換の場をスモールスタートに開始できるようにします。また、日本有数のSTEAM教育事業者と組み、LAGIの有するイベント知見を汎用化させた教育プログラムを展開します。

Land Art Generator Initiative(LAGI)について:

ビジョン;
 社会全体でカーボンニュートラルの実現を目指す上で、再生可能エネルギー発電施設のデザイン・建設に、地域住民が参加することはきわめて重要です。現状、地域社会や自然環境を無視した乱開発により調和が失われ、カーボンニュートラル実現への推進力が不十分です。
 LAGIは、発電施設を、地域住民や世界の専門家(建築・エネルギー・アート分野)と共創して、パブリックアート作品として提案します。その過程と成果を通じて、シビックプライドを高め、教育の機会をつくり、地域の住み心地や経済、文化の発展に貢献します。そして、再生可能エネルギーの発電を通じて、あらゆる家庭に公平にクリーン電力を供給しながら、カーボンニュートラル社会への移行を加速させます。
 具体的には、エネルギー転換、コミュニティ醸成、そして文化資源の活用を図る企業・団体を支援し、最良の方法で、最大の効果を追求します。

LAGIの活動;
 12年の活動で培ったノウハウやパートナー企業含めた分野横断的な専門知識を基に、以下の活動を実施。

1.建築デザインコンペティションの企画・運営
世界中から、対象地のサステナブルデザインのアイデアを結集し、地域ブランディングに貢献します。
※実際の建設に向けたプロジェクトマネジメントも支援

2.教育・出版・展示
LAGI独自のプログラム(デザイン教室や書籍発刊、教材制作)で、STEAM教育の実践をサポートします。

3.ワークショップ・講義
国内外の専門家を招聘し、年齢や知識に応じた学び・創作の場を提供。地域企業・住民・専門家の共創を実現します。

4.コンサルティング
地域コミュニティ主導の再生可能エネルギー発電施設の設計・建設業務を、コンサルティングします。


過去の建築デザインコンペティションの審査員(一例);

●ビャルケ・インゲルス Bjarke Ingels, 建築家・BIG代表 (LAGI 2012)
●クリムゾン・ローズ Crimson Rose, バーニングマン共同創設者 (LAGI 2020)
●キム・ハーフォース・ニールセン Kim Herforth Nielsen, 建築家・3XN Architects代表 (LAGI 2018)
●コニー・ヘデゴー Connie Hedegaard, 気候行動担当欧州委員 (LAGI 2014)
●ネッド・カーン Ned Kahn, アーティスト・彫刻家 (LAGI 2016)
●ガイ・アブラハムス Guy Abrahams, 環境アートコンサルタント (LAGI 2018)
●デヴィッド・デ・ロスチャイルド David de Rothschild, 冒険家・環境活動家 (LAGI 2020)

最新のLAGIの動向;
 2021年12月時点、砂漠の祭典「バーニングマン」と提携したことで話題を集めた「LAGI 2020 Fly Ranch(米国ネバダ州)」が進行中です。「バーニングマン」とは、ネバダ州の砂漠に2週間だけ創造される“ブラックロック・シティ”に参加するために、世界中から8万人の人々が毎年集まる祭典です。LAGIは、その母体組織が保有するオフグリッドな牧場跡地を舞台に、自給自足できるインフラ構築のアイデアを公募しました。現時点では、複数の受賞チームとプロトタイプを制作中です(下図は、受賞作品の1つ「Seed」のパース)。

「Seed」のプレゼンテーション動画:https://vimeo.com/519677036


 
左図:プロトタイピングの一環で、2021年夏に穴倉を現地に造った様子 


 「LAGI 2020」を通じて、もしモバイルソーラー発電によるクリーンエネルギーと廃棄物のリサイクルシステムが実現すれば、現在は2週間だけの“ブラックロック・シティ”が、長期継続開催になる可能性があります。


今後の目標:
 LAGIは、2010年より2年ごとに、世界中より数百のデザイン案が集まる「公募制建築デザインコンペティション」を各都市で開催してきました。直近では、ネバダ州の砂漠地帯で開催中の「LAGI 2020 Fly Ranch」は、既に審査が終了し、現在プロトタイピング中です。また、ドイツ連邦庭園博覧会「BUGA 23」と提携して開催予定の「LAGI 2022 Mannheim」は、2022年3月にデザイン要項を発表予定です。そして、「LAGI 2024」の開催地は未確定です。ATTIQUEは、「LAGI2024」の開催を日本で実現できるよう、普及活動に注力してまいります。


両社コメント:

LAGIより;

(LAGIが日本にもたらすポジティブな影響とは?)
 「日本の地形は山がちで森林が多いため、太陽光発電施設を設置するのが難しいとよく指摘されます。また、限られた国土の中で、農業、観光、商業、工業、住宅、文化、そして自然保護などの土地利用が競合しています。しかしながら、私たちLand Art Generator Initiative(LAGI)は、これは日本固有の課題であると同時に、デザインのチャンスでもあると確信しています。都市の居住性と社会的結束力を高めながら、太陽光発電技術を建築環境に統合するにはどうすればよいか。この問いに卓越した創造性が求められており、LAGIが貢献できる領域です。
 LAGIは、エネルギーランドスケープの新しい考え方を示すことが可能です。今まで、デザインコンペや教育プログラム、出版物などを通じて、ポストカーボンな未来社会の美しさを伝えながら、公共空間におけるアート作品として、文化的なデスティネーションとして、場作りのツールとして、そして教育の場として設計される発電所の実現を目指してきました。」
--
(ATTIQUEをパートナーとして選んだ理由は?)

 「ATTIQUEは、場づくりやコミュニティ・エンゲージメント、持続可能な開発プロジェクトを手がけるクリエイティブ・エージェンシーであり、LAGIのビジョンやアイデアを日本の新たな読者(開催企業や出品建築家 etc.)に届けるために最適な立場にあります。ATTIQUEのネットワーク(不動産デベロッパー、その他の日系大手企業、クリエイター、科学教育者)を通じて、日本中のクリエイティブなエネルギーランドスケープの計画やデザインに参加する人々と繋がれると期待しています。そして、アーティストや建築家、ランドスケープアーキテクト、エンジニアのチームによってデザインされた美しい発電施設が、文化的なデスティネーションとして機能し、周辺の企業の経済活動を活発にし、日本のテクノロジーとイノベーションを集結させ、公正で持続可能な日本社会に向けた道筋を示すことになるでしょう。」
--
ATTIQUEより;

(LAGIとのパートナーシップの経緯や狙いは?)

 「私たちはこれまで、プレイス・ブランディングのプロジェクトに関わる中で、世界の知性と日本を繋ぐこと、市民が一つになれるビジョンを掲げることが極めて重要だと考えています。その背景には、街づくり計画からエリアマネジメントまでの一連のプロセスが、閉鎖的かつ同質的な意思決定に偏っていることが挙げられます。大きな資本を投下して再開発しても、観光客はもちろん、住民にも愛されない施設やエリアが誕生しているのが現状です。また、カーボンニュートラル宣言以降、日本でも官民ともにカーボンニュートラルを目指す取り組みが進行していますが、企業・自治体本位のものが多く、生活者や地域住民が取り残されています。
 そこで、世界のクリエイターや地域住民と共創する民主的なアプローチで、地域活性化とカーボンニュートラルの実現を同時に目指すLAGIを日本へ誘致したいと考えるようになりました。LAGIのデザインコンペや市民参加型ワークショップであれば、街づくりのプロセスを民主化し、主催者の求心力や地域の一体感を高められると確信しています。さらに、エリアのカーボンニュートラルを先導するようなアイデアや施設を手に入れることで、カーボンニュートラル・プロジェクトの加速度的な創出が期待できます。
 実際、日本の主要都市には、LAGI2014コペンハーゲン及び2018メルボルンの開催地のように、クリエイティブな都市開発を必要とする港湾地域が多数あります。今後、EVやFCVによって自動車産業が変容すれば、さらに多くの地域に工場跡地などが登場するでしょう。LAGI誘致をきっかけに、エリア自体がビジョンを掲げ、開発事業者や住民、クリエイターと共創できれば、地域活性化とカーボンニュートラルを同時に実現できるはずです。
 そのためにも、ATTIQUEは、日本の民間企業や公共機関が導入し易い日本特別メニューの開発に注力し、多くの日系企業・団体が、LAGIのノウハウやネットワークを活かせるような環境づくりを整えます。具体的には、独自の展示モジュールを企画・製作することで、予算や手間などをコンパクトにし、中小規模の企業・団体もが事例紹介や知見交換の場を持てるように尽力します。」

ATTIQUEについて:
社名:株式会社ATTIQUE(アティーク)
代表者名:代表取締役CEO 小林亮元
設立:2012年3月
事業内容:インターネットサービス事業、マーケティング及び事業開発事業、イベントプロデュース事業
公式サイト:https://attique-inc.com/

イベントプロデュース事業例;
「企業同士の共創によるサステナビリティ推進」をテーマに掲げたシンポジウムの開催実績あり


https://muromachi-area.jp/event/sustainable2021/

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