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分析機器の高性能化、高速化に対応した「内面高精度」小径管の開発および製品化のお知らせ

(2022/1/12)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:日本金属株式会社

分析機器の高性能化、高速化に対応した「内面高精度」小径管の開発および製品化のお知らせ

内径φ0.75mm且つ面粗さRa0.5μm以下の製品化を実現

日本金属株式会社(本社:東京都港区、取締役社長 下川康志、証券コード:5491)は、この度、「内面高精度」小径管(ファインパイプ)を開発、製品化したことをお知らせします。なお、本製品は、計測・分析や医療分野等の高精度へのご要望を解決し、新たな価値を提供するものです。 当社では、オーステナイト系ステンレス鋼製一般キャピラリー管※の内径の高精度化を進め、2021年2月現在、内径φ1.0mmまでについては100m~300m程度のコイルで内面粗さRa0.5μm以下の製品を開発、サンプルを提供し、各社から性能で高い評価をいただいています。 そして、さらなる内径の小径化へのユーザーニーズに対応するため、「内径φ0.75mm且つ面粗さRa0.5μm以下」の製品化を実現しました。



※キャピラリー(capillary)とは中空細管の総称で、特に内径の小さい管を指します。例えば、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)やガスクロマトグラフィー(GC)などの分析機器において、分析カラム管と圧力ポンプや検出器を繋ぐ配管などに使用されており、分析機器の高性能化や高速化により、配管内径の小径化、内面の真円度や粗さの高精度化、高圧化が求められています。

一般的なパイプの製造では、内面状態を平滑にするためには内径に金型を挿入して引抜加工しますが、内径が小さい場合は、金型挿入しての加工が困難であるため、金型のない中空状態で引抜加工します。
今回、当社では従来の加工条件を見直し、内径が小径であっても精度が良好となる新たな製造方法を確立しました。

●「内径高精度」小径管の概要

1. 特長
1.従来の製品と比べて内面粗さが大幅に向上しています(資料1)。
2.内面は真円に近い良好な形状となっています(資料2)。
3.長手方向の品質も安定しており、400ⅿコイルを先端から100m毎に終端まで評価しても、品質に変化はありません(資料3)。


資料1


資料2

資料3

2. 対応可能鋼種・サイズ
鋼種:オーステナイト系ステンレス鋼(SUS316L、SUS304など)
サイズ:外径:1/16”(φ1.59mm)
内径:φ0.75mm~φ1.25mm
製品形態:コイル又は直管(L=Max2,000mmこれ以上の長さについては別途お問い合わせください。)

当社では、さらなる市場拡大、分野開拓のため、「内径φ0.5mm且つ面粗さRa0.5μm以下」の製品開発を進めており、近々にラインナップする予定です。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
日本金属株式会社 総務部
TEL:03-5765-8100
Mail:soumu@nipponkinzoku.co.jp

【本製品及び技術情報に関するお問い合わせ先】
日本金属株式会社 営業開発部
TEL:03-5765-8110
https://www.nipponkinzoku.co.jp/contact/processed-products

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※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

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