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(2023/1/24)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:デル・テクノロジーズ株式会社
ニュースの概要
・「Dell PowerEdge」サーバー ポートフォリオの拡張により、最大2.9倍のAI推論を含む、これまで以上のパフォーマンスを実現
・「Dell Smart Flow」デザインおよび「Dell Power Manager」ソフトウェアの進化により、これまで以上のエネルギー効率を実現
・「Dell Secured Component Verification(SCV)」が、暗号化検証によりサプライチェーンの安全を確保
・「Dell APEX」ポートフォリオが、モダン コンピュート体験をas-a-Serviceとして提供 - ITの運用効率を高めながら各種資源を最大活用することが可能
2023年1月24日
デル・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 俊彦、以下、デル・テクノロジーズ、URL:https://www.dell.com/ja-jp )は、コア データセンター、大規模パブリック クラウド、エッジ ロケーションでパワフルなコンピューティングを提供するパフォーマンスと信頼性を促進するように設計した13機種の次世代「Dell PowerEdge」サーバーを発表しました。
第4世代インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーを搭載した次世代のラック型、タワー型、マルチノード型の各「PowerEdge」サーバーは、新しい「Smart Flow」デザインをはじめとする数々のデル・テクノロジーズのソフトウェアおよびエンジニアリングの機能強化により、エネルギー効率およびコスト効率が高められています。また、「Dell APEX(https://www.dell.com/ja-jp/dt/apex/index.htm#tab0=0 )」の諸機能の拡張によって、ユーザーはこれらサーバーをas-a-Serviceで利用できるようになり、リスクを最小限に抑えながらコンピュート資源を最大限活用して、より効果的なIT運用が可能になります。
新しい「PowerEdge」サーバーは、人工知能(AI)やアナリティクスから大規模データベースまで、高いワークロードが求められる幅広いニーズを満たすことができるようにデザインされています。NVIDIA H100 Tensor コア GPUおよびNVIDIA AI Enterpriseソフトウェア(https://blogs.nvidia.com/blog/2023/01/17/dell-ai-portfolio/ ) スイートを実装した「Dell PowerEdge XE」サーバー ファミリーを含め、2022年11月に発表(https://www.dell.com/ja-jp/dt/corporate/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~japan~2022~11~20221116-1.htm#/filter-on/Country:ja-jp )したポートフォリオの拡張は、AIと機械学習(ML)の先進機能を基盤に構築された本番環境向けのAIプラットフォームをフルスタックで提供します。
クラウド サービス プロバイダー向けの新しいサーバー
新しい「Dell PowerEdge HS5610」および「HS5620」サーバーは、大規模なマルチベンダー データセンターを管理するクラウド サービス プロバイダー向けに最適化されたソリューションです。1Uと2Uのフォームファクターで提供されるこれらの新しい2ソケット サーバーにはコールドアイル保守構成が含まれ、マルチベンダーのサーバーフリート管理を簡素化する、OpenBMCベースのシステム管理ソリューション「Dell Open Server Manager」を利用できます。
より高いパフォーマンス、よりシンプルな管理を実現
次世代「PowerEdge」サーバーは、これまで以上に向上したパフォーマンスを提供します。例えば「Dell PowerEdge R760」は、インテル(R) ディープラーニング・ブーストおよびインテル(R) Advanced Matrix Extensionsを実装した第4世代インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーを基盤に、最大2.9倍のAI推論を実現します(*1)。さらに、「PowerEdge R760」は、前世代との比較で最大20%多くのVDIユーザー(*2)、50%以上多くのSAP Sales & Distributionユーザーを1台のサーバーでサポートします(*3)。「PowerEdge」システムをNVIDIA Bluefield-2データ処理ユニットとともに導入することで、さらなるオフロード、アクセラレーション、ワークロード分離機能を追加し、プライベート、ハイブリッド、マルチクラウド環境の電力効率化を図ることができます。
サーバーの管理も、デル・テクノロジーズの監視ソフトウェアの機能強化と新しいサービスによって、さらに容易になっています。
・「Dell CloudIQ」 - プロアクティブな監視、機械学習、予測分析を組み合わせるデル・テクノロジーズのソフトウェアによって、設置場所に関係なくサーバーを包括的に把握することができます。新機能には、サーバー パフォーマンス予測、厳選したメンテナンス作業、新しい仮想化の可視化機能などが含まれています。
・「Dell iDRAC9」 -サーバーの自動化とインテリジェンスの向上を求めるお客様に向け、「Integrated Dell Remote Access Controller(iDRAC)」には新たに、各種セキュリティー証明書の期限切れの事前通知やDellコンソールでのテレメトリーの可視化、GPUの監視などのアップデートされた機能が備わり、デル・テクノロジーズのシステムの導入と診断を容易にします。
持続可能性のためのデザイン
「PowerEdge」サーバーは、持続可能性を念頭にデザインされており、2017年にリリースされたインテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーを搭載した第14世代「PowerEdge」サーバーとの比較で、3倍のパフォーマンス向上を実現し、より少ない設置面積で、すべての次世代システムにおいてより強力で効率的なテクノロジーを提供します(*4)。主なハイライトは、次のとおりです。
・「Dell Smart Flow」デザイン - 「デル・テクノロジーズのスマート冷却(https://www.dell.com/ja-jp/dt/servers/power-and-cooling.htm#tab0 )」テクノロジーの新機能である「Dell Smart Flow」シャーシがエアフローを増量し、前世代のサーバーに比べてファンの消費電力を最大52%削減します(*5)。「Smart Flow」デザインは、より高いサーバー パフォーマンスを、システムの冷却に必要な電力は抑えながら実現するため、データセンターの効率を高めることが可能になります。
・「Dell OpenManage Enterprise Power Manager 3.0」ソフトウェア - 効率性および冷却の目標をより適切に管理しながら、二酸化炭素の排出量を監視し、電力の上限を最大82%高速(https://infohub.delltechnologies.com/section-assets/openmanage-power-manager )に設定して、全体的なエネルギー使用量を制限することができます。また、強化されている持続可能性目標支援ツールによって、サーバーの全体的な使用状況、仮想マシン(VM)や施設のエネルギー消費量、液体冷却システムの漏れ検知などを確認することができます。
・「電子製品環境評価ツール(EPEAT: Electronic Product Environmental Assessment Tool)」 - 次世代「PowerEdge」サーバーの4モデルが、「EPEAT」のシルバー評価で提供される予定で、さらに46のシステムがブロンズ評価に指定される予定です。「EPEAT」エコラベルは、テクノロジー分野で環境に配慮した製品とサービスを示す認証で、世界をリードする基準の1つです。
中核をなす信頼性とセキュリティー
次世代「PowerEdge」サーバーは、お客様のIT環境へのゼロトラストの導入促進をサポートします。次世代「PowerEdge」サーバーは、すべてのユーザーとデバイスを潜在的な脅威であると想定して、アクセスを常時検証します。ハードウェアのレベルでは、「Dell Secured Component Verification (SCV)」などの要素を含む、シリコン ベースのハードウェアの信頼の基点(Root of Trust)が、設計から納品までのサプライチェーン全体を通じたセキュリティーの検証を支援します。また、多要素認証および内蔵のiDRACが、アクセスの承認前にユーザーの検証を実行します。
さらに、セキュリティーを確保したサプライチェーンによって、お客様は、ゼロトラストのアプローチを進めていくことができます。コンポーネントの暗号化検証を行う「Dell SCV」は、サプライチェーンのセキュリティーをお客様のサイトにまで拡張します。
柔軟なモダン コンピュート体験を提供
柔軟なOpEx(運用コスト)を求めているお客様には、「Dell APEX」を通じたコンサンプション ベースでの「PowerEdge」サーバーを本日からでも利用することができます。高度なデータ収集およびプロセッサー ベースの測定(時間単位)によって、お客様は柔軟なアプローチで、コンピュート ニーズに対するオーバープロビジョニングとそれに伴うコストを回避することができます。
デル・テクノロジーズは、2023年中に「Dell APEX」ポートフォリオを拡張し、オンプレミス、エッジ、コロケーション施設へのベアメタル コンピュート サービスを提供する予定です。これらのサービスは、予測可能な月次のサブスクリプション ベースで提供され、「APEX Console」で簡単に構成できるので、お客様は、拡張性と安全性の高いコンピュート リソースで、ワークロードとIT運用のニーズを満たすことができます。
価格と提供について
■価格:
「PowerEdge R660」:2,743,352円~(税別)ミッドレンジのXeon Gold 6414U 1ソケット搭載
「PowerEdge R760」:3,738,397円~(税別)ミッドレンジのXeon Gold 6414U 1ソケット搭載
■提供について:デル・テクノロジーズおよびビジネスパートナーから提供します。
・「Dell PowerEdge R760」は、2023年2月より全世界で提供開始の予定です。
・「Dell PowerEdge HS5620」および「HS5610」は、2023年4月より全世界で提供開始の予定です(*6)。
・その他の次世代「PowerEdge」サーバーは、2023年前半を通じて全世界で提供の予定です。
・「Dell APEX」コンピュート サービスは、2023年後半に提供開始の予定です。
製品写真
■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。
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*1. デル・テクノロジーズの委託によりScalers AI社が2022年12月に実施したテストに基づく - 第4世代インテル(R) Xeon(R)搭載のINT8を使用したオブジェクト検出で、優れたAI推論を記録。「PowerEdge R760」は、第4世代Xeon SP CPUおよびアップデートしたDeep Learning Boostインストラクションを搭載。実際の結果は変動する場合があります。
*2. デル・テクノロジーズ社内テストに基づく - インテル(R) Xeon(R) Gold 6454Sプロセッサー x 2を搭載した「R760」による220のVDIセッションのホスティング環境とインテル(R) Xeon(R) Gold 6348プロセッサー x 2を搭載した「R750」による183のVDIセッションのホスティング環境を比較。
*3. インテル(R) Xeon(R) Platinum 8480プロセッサー x 2、計112コア、224スレッド、2,048 GB DRAMを搭載した「R760」による72,250人のSDユーザーのホスティング環境(SUSE SLES15を使用)に対するSAP社承認済のテスト結果(認定番号2023005)と、インテル(R) Xeon(R) Platinum 8380 プロセッサー x 2、計80コア、160スレッド、1,024GB DRAMを搭載した「R750」が示した最大48,000人のSDユーザー(RedHat RHEL8.2を使用)をサポート可能であるという公開されている結果を比較(認定番号2021026)。SAP社標準アプリケーション ベンチマーク(https://www.sap.com/dmc/exp/2018-benchmark-directory/#/sd?id=bm:a2b52f93-06d1-49c1-82e5-39eb3d9d4376 )
*4. デル・テクノロジーズの委託によりSPEC.org社が実施したインテル(R) Xeon(R) 8480+プロセッサー x 2を搭載した「R760」について公開されているベンチマークの結果と、Intel(R) Xeon(R) 8180プロセッサー x 2を搭載した「R740」について公開されている結果に基づく(2023年1月)。https://www.spec.org/cpu2017/results/
*5. Thermal & Efficiency Labにおけるデル・テクノロジーズの社内テストに基づく(2022年11月) - 「PowerEdge R760」の「Smart Flow」シャーシ構成と「PowerEdge R760」の標準シャーシ構成を比較。
*6. 「Dell PowerEdge HS5620」と「HS5610」は全世界で特定のCSPに向けたHyperscale Nextプログラムを通じての販売となります。
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