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Space BDが提供するH3ロケット相乗り打上げサービスを利用し、BULLのスペースデブリ低減に向けた実証用装置の打上げが決定

(2024/10/21)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:Space BD株式会社

Space BDが提供するH3ロケット相乗り打上げサービスを利用し、BULLのスペースデブリ低減に向けた実証用装置の打上げが決定

民間サービスとして初のH3ロケット相乗りでの打上げを2025年度に予定

宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BD株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:永崎将利、以下「Space BD」)は、株式会社BULL(本社:栃木県宇都宮市、代表取締役社長/CEO:宇藤恭士、以下「BULL」)の「スペースデブリ低減に必要な技術開発・実証」に向けて、同社が開発する実証装置へのH3ロケット打上げ機会のご提供が決定したことをお知らせいたします。
BULLの同取組みは2023年9月に文部科学省の令和4年度補正予算「中小企業イノベーション創出推進事業(文部科学省分)(以下、「文科省SBIR」)」にて採択されたテーマの一つであり、衛星やロケット等の宇宙機のデブリ化を自律的に防止する装置の開発につながります。




●Space BDによるH3ロケットでの打上げ機会および相乗り事業について
Space BDは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、「JAXA」)により、「H-IIA及びH3ロケット相乗りによる超小型衛星打上げ機会の提供事業」の民間事業者として選定されています。今回、同選定に基づいてはじめて、Space BDがJAXAより調達したH3ロケット打上げ枠を利用して民間サービスとしての相乗り事業が実施されます。これは、H3ロケットを利用した民間事業者によって行われる初の相乗り事業であり、BULLはその最初のお客様となります。

●BULLの実証装置について
BULLは現在、文科省SBIRの採択を受けて、スペースデブリ低減に必要な技術の開発を行っています。H3ロケットで打上げ軌道上実証される予定の実証装置は、膜面の進展構造を有し、大気抵抗を増大させることで迅速な軌道降下の実現を目指すものです。本実証により、軌道降下性能に必要な要素技術の検証を着実に進めることを目的としています。

Space BDは、今回の打上げ機会のご提供を通じてBULLのビジョン実現に向け、現在もBULLとともに工夫を重ねております。H3ロケットを利用した初の民間事業者相乗り事業を無事に成し遂げるのみならず、今後の注目技術であるBULLの”一歩進んだ軌道上実証”が成功を納めるよう、全力でサポートを行ってまいります。


■株式会社BULLについて
BULLは「地球内外の惑星間の行き来を『当たり前』に」をビジョンに掲げ、「天体への(再)突入技術を活かし宇宙利用サービスを安価・簡潔に提供」することを目指すスタートアップ企業です。栃木県宇都宮市を拠点とした産学官連携による事業を推進しています。2024年6月には、JAXAとJ-SPARCの枠組みを活用し、スペースデブリ拡散防止装置のイプシロンSロケットへの搭載に向けた共創活動を開始しました。宇宙デブリの発生を防止する装置開発、軌道利活用のための微小重力実験衛星・装置の開発を進め、新たな時代の宇宙開発におけるSDGsに貢献します。

社名: 株式会社BULL(ブル)
本社住所: 栃木県宇都宮市中央三丁目1-4
代表者: 代表取締役/CEO 宇藤恭士
設立: 2022年11月
事業内容: 宇宙デブリ対策事業、軌道利活用関連事業
URL: https://bull-space.com/jp


■ Space BD株式会社について
Space BDは、日本の宇宙ビジネスを、世界を代表する産業に発展させることを目指す「宇宙商社(R)」です。2017年の創業以来、宇宙への豊富な輸送手段の提供とともに国際宇宙ステーション(ISS)を初めとする宇宙空間の利活用において、ビジネスプランの検討からエンジニアリング部門による技術的な運用支援までをワンストップで提供しています。技術力に立脚した営業力・事業開発力を礎に、多様なキャリアバックグラウンドを持ったメンバーが、宇宙を活用した官民の事業化支援・事業変革、教育分野などに事業を展開しています。
2024年8月現在、衛星取扱い件数約80件を含め、約450件以上の宇宙空間への輸送実績を重ねています。

社名: Space BD株式会社
本社: 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 日本橋三井タワー7階
代表者 : 代表取締役社長 永崎将利
設立: 2017年9月1日
事業内容: 宇宙における各種サービス事業・教育事業
URL: https://space-bd.com/

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