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(2024/10/29)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:アドバンテック株式会社
高いAI処理能力でさまざまなビジョンAIアプリケーションに最適なモデル
アドバンテック株式会社(TWSE:2395 東京都台東区、以下、アドバンテック)は、MXMモジュールタイプの GPUカードに対応したコンパクトなエッジAI推論システム「AIR-310」の発売を開始いたします。第12/13/14世代 インテルCoreデスクトップ プロセッサに対応した本製品は、高さ1.5U(サイズ:215 x 225 x 55 mm)の筐体に、MXM3.1 Type Aに準拠したMXM GPUカードが搭載可能なコンパクトサイズのエッジAI推論システムです。
■MXM GPUカードの拡張に対応
アドバンテックは、お客様のさまざまな用途に合わせて導入いただけるよう、CPU、メモリ、ストレージはもちろんAI推論用のMXM GPUカードも自由に選択いただけるべアボーンモデル(型番:AIR-310-00A1U)と、インテル Arc A370搭載のMXM GPUカードが標準で組み込まれているモデル(型番:AIR-310-005A1U)の2種類をラインナップしました。
MXM GPUカードのAI処理能力は、「インテルArc A370 GPU」は4.198 TFLOPS。またオプション品の「NVIDIA Quadro 2000A GPU」 は、最大12.99 TFLOPSと、優れたAI推論環境の構築が可能です。
■デバイスの拡張性と堅牢性
本製品はコンパクトな設計にもかかわらず、本体前面に3つのLANポートと4つのUSB 3.2ポートなど多くの接続用I/Oを搭載し、ビジョンAIアプリケーション用のセンサーやカメラなどのデバイスとシームレスな接続を実現します。さらに、スマートファン マネジメント機能や、0~50℃の幅広い動作温度範囲、3Gの耐振動と30Gの耐衝撃性も備えている堅牢モデルです。また、工業用途環境で求められるIEC 61000-6-2、IEC 61000-6-4、CB/UL規格の認定も受けており、設置スペースに制限のある機器やモバイル機器など、閉塞な環境下でも安定した動作を保証します。
■マルチタスク処理が必要なビジョンAIアプリケーション
コンパクトながら高性能なCPUとGPUで高い演算能力を備えている本製品は、マルチタスク・アプリケーションに最適なモデルです。商業施設ではビジョンと言語モデルを監視システムに統合することでセキュリティの強化を実現するとともに、より正確な対象物の検出、監視の改善、映像およびテキストデータのリアルタイム分析が可能になります。また医療分野では高度な画像処理アプリケーションにより、CTスキャンやX線の再構成と解析を行い正確な診断や術前評価を実現します。その結果得られたデータから手術経路を再計画することで、医療処理効率と手術精度の向上を図ることが可能になります。
■包括的なソフトウェアのサポート
本製品はWindows 11およびUbuntu 24.04のOSに対応しており幅広い業界で導入いただけます。また開発者はインテルOpenVINO、NVIDIA CUDA、TensorRTなどのソフトウェアエコシステムが活用できたるため、さまざまなGPUの環境下でも開発を迅速に進めることができます。
さらにアドバンテックが提供する開発支援ツール「Edge AI SDK」は、ビジョンAIおよび生成AI/LLM推論アプリケーションの開発と実行のための包括的な環境を構築します。本ツールは、ソフトウェアとハードウェア間の互換性の問題を排除し、ノーコードでのAI推論の性能評価ができることから、セットアップ時間や、開発プロセスの工数短縮に貢献します。
▶ AI開発キット「Edge AI SDK」 >> こちら
■「AIR-310」の主な仕様
前面
背面
▶ 「AIR-310」 詳細およびデータシート >> こちら
▶ 「AIR-310」 プレスリリース(英語版) >> こちら
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