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再生可能エネルギー由来の電力販売を行うテラエナジー株式会社が株式会社長谷ビルの13施設に高圧電力を供給開始

(2024/12/26)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:TERA Energy株式会社

再生可能エネルギー由来の電力販売を行うテラエナジー株式会社が株式会社長谷ビルの13施設に高圧電力を供給開始

~電力を通して、持続可能な経済と環境の循環を目指す~




 京都市で再生可能エネルギーを主体とした電力販売(小売電気事業者登録番号:A0582)を行うテラエナジー株式会社 (本社:京都市右京区西京極堤外町18-124 / 代表取締役:竹本 了悟 / 以下:同社)は、2024年11月1日から順次、株式会社長谷ビル(本社:京都市中京区烏丸通蛸薬師下ル手洗水町645 / 代表取締役:長谷 拓治郎 / 以下:長谷ビル)の所有する13施設に、高圧電力の供給を開始しました。今回の供給開始によって、一般家庭およそ1097件分に相当する電力(一般家庭の月間使用量を350kWhと想定)が、再生可能エネルギー由来となります。

 長谷ビルが同社を選んだ理由や目指すべきビジョンについて、長谷ビルの代表取締役・長谷 拓治郎氏と同社の代表取締役・竹本了悟が対談したニュースレターを添付しておりますので、そちらも是非ご覧ください。
◆長谷ビルがテラエナジーに切り替えた理由 長谷ビルが立ち上げる新しいシェアオフィスに太陽光パネルを設置するにあたり、同社の電力プランと寄付つきでんきといった仕組みに賛同いただき、この度の供給開始に至りました。
 同社の電力プランでは、長谷ビルの不動産賃貸業の中心である、発電した電力を日中に消費電力が上がるオフィスと、朝と夜間に上がるマンションに効率的に分配することが可能です。





 また、オフィスやマンションは、まちを構成する大きな要素であり、人のつながりやコミュニティを生んでいます。ただ効率のよい電気になったということだけではなく、長谷ビルの行うまちづくりに同社の再生可能エネルギー主体の電力を掛け合わせることで、環境負荷の少ない未来をつくります。

◆テラエナジーでんきの特徴~寄付つきでんき・再生可能エネルギー~ テラエナジーでんきの大きな特徴は、子育て支援や気候変動等の社会課題の解決に取り組むNPOなどへの寄付つきであることと、再生可能エネルギーを使用していることです。テラエナジーでんきを使うことで「人と人の温かなつながりをつむぐこと」「そのつながりが未来へ広がっていくこと」を大切にしています。





特徴1.電気料金の最大2.5%を、利用者の選んだ社会活動へ寄付
 お客様の毎月の電気量料金(税抜)の最大2.5%を、お客様の選択する団体にテラエナジーが寄付します。毎月の電気料金を支払うことで、ご自身が選んだ活動を応援することができます。
 「誰かを応援したい」という気持ちを一人でも多くの方に実現していただけるように、「”寄付額を電気料金に上乗せ”ではない仕組み」にこだわっています。

特徴2.地球環境への負荷が少ない再生可能エネルギーが主体
 テラエナジーでんきとして調達している再生可能エネルギーは、太陽光・風力・水力・バイオマスです。その中でも、地域住民から反対を受けているメガソーラー施設、海外の自然を破壊していると批判されている輸入材によるバイオマス施設などからは、電気を仕入れないようにしています。単に自然由来ならよいということではなく、「その電気がどんなつながりを生んでいるか」を重視しています。
◆テラエナジーでんきの電力プラン
1.固定単価プラン
 電気料金単価が固定で、電力市場価格に左右されないプランです。時間帯にかかわらず料金単価が固定なので、金額の見通しが立てやすいという特徴があります。

2.市場連動プラン
 電力市場価格に連動して電気料金単価が決まるプランです。時間帯によって料金単価が変動するため、市場価格が低くなる時間帯に電気を使う等の工夫が可能です。一方で、市場が高騰した場合には、電気料金単価が高額になる可能性があります。

3.再生可能エネルギー100%プラン
 電源の由来が再生可能エネルギーのみのプランです。再生可能エネルギーの中でも、「実質再生可能エネルギー100%」や「カーボンニュートラル電気」といった電気は、電源の由来に制限はなく、火力発電や原子力発電などによる発電方法に非化石証書を組み合わせることで、「CO2を排出していない」とみなされる電気です。
 これに対し、テラエナジーでんきの再生可能エネルギー100%プランでは、再生可能エネルギー(FIT電気含む)由来の電気のみを電源として、「”実際に”CO2排出ゼロ」の電気を提供します。
(再生可能エネルギー100%プランについての詳細はこちら:https://tera-energy.com/post/3627/

非化石証書とは:再生可能エネルギーをはじめとする、CO2を排出しない非化石電源から発電された電力の「環境価値」部分を証書化したもの。火力等で発電された電気は、物理的な電気の価値だけを持つ一方で、太陽光や風力によって発電された再エネは、物理的な電気の価値と環境価値を持つ。この電気としての価値と環境価値とを切り分け、環境価値を証書化することで、環境価値のみを取引することができるようになっている。

 ご使用予定時間等で金額シミュレーションが可能です。詳細についてはお問い合わせください。

※電力切り替えの経緯や今後のビジョンについて、両社の代表取締役が対談した添付のニュースレターも、ぜひご覧ください。 

◆長谷ビル会社情報会 社 名:株式会社長谷ビル
所 在 地:京都市中京区烏丸通蛸薬師下ル手洗水町645
代 表 者:長谷 拓治郎
代 表 番 号:075-213-2020
F A X :075-213-2010
 設 立 :1953年4月2日
U R L : https://www.hase-building.co.jp/
事 業 内 容:不動産賃貸業・文化事業






◆会社情報会 社 名:TERA Energy株式会社
所 在 地:京都市右京区西京極堤外町18-124
代 表 者:竹本 了悟
代 表 番 号:075-874-4851
F A X :075-874-4852
 設 立 :2018年6月11日
U R L : https://tera-energy.com/
事 業 内 容:再生可能エネルギーを主体とした電力販売(小売電気事業者登録番号:A0582)、ソーシャルグッドな活動の支援







N E W S L E T T E R
株式会社長谷ビルが、テラエナジー株式会社の再生可能エネルギーを主体とした電力プラン「テラエナジーでんき」を選んだ経緯や、協業による未来の可能性について、両社の代表取締役に対談形式で聞きました。
選択肢を広げることは、可能性を広げること。不動産賃貸×再生可能エネルギーの共振で目指す「おだやかなつながりを生むまちづくり」





ーテラエナジーと長谷ビルの出会いからお聞かせいただけますか。

長谷代表(以下長谷):いま新しいシェアオフィスを立ち上げていて、そのなかで、ある建築家さんと出会いました。それで、シェアオフィスに太陽光パネルを設置することになったんです。いま太陽光パネルって建築資材としてちゃんとかっこいいんですね。その方から「面白い方がいるんです」とお話があってテラエナジーのことを紹介いただきました。

竹本代表(以下竹本):紹介いただいて、いちど訪問させていただきましたね。僕はそのときもこの格好で行った記憶があります。最初はどんな印象でしたか?

長谷:お会いする前「テラエナジー」という名前だけを聞いていましたので、アメリカのテスラなどが想起されて、シリコンバレー的なイメージをしていたんです。でもホームページを見てわかりました。あ、お寺の「テラ」かと。

竹本:そうですよね。私たちからすると、長谷さんといえば京都で知らない人はいない。お声がけいただいて「あ、長谷ビルさんや!」と思いました。訪問させていただいて、まず思ったのが、建物がとにかく居心地がいいということでした。品のいい、センスがある空間でありながら、気持ちが落ち着く場所だなと思いました。

長谷:ありがとうございます。安全性のようにお客様の絶対的な期待も守りながらも、美しい、気持ちの良い空間を我々なりにどうデザインできるかというのはとてもこだわっているところなので、そう思っていただけたなら嬉しいです。

ー長谷ビルはこの度、電力をテラエナジーに切り替えられました。不動産賃貸業にとって電力は重要な要素の一つかと思いますが、決断した1番の理由は何でしょうか。



長谷:将来、一緒に面白いことができそうだと思えたことです。 弊社の不動産賃貸業というのは、オフィスとマンションが中心ですが、その2つで電気を必要としている時間帯が違うんです。オフィスは日中、マンションは夜間に電力消費が増えますよね。テラエナジーからは、それぞれで発電した電気を効率よく使っていく提案をいただきました。 我々が持ってるものを最大限効率的に使えるうえに、将来的には発電できるものだけでエネルギーを回していく未来が見えたことが、一緒にお仕事をさせていただきたいなと思えた要因ですね。



竹本:身近な、自分の見えるところで発生してるエネルギーで生活するというのは、想像する以上に気持ちがいいことですよね。

長谷:そう実感しています。アプローチしたいと思いながら、今まではなかなか踏み切れずにいました。でも、一気に世界を変えるような大それたことではなくても、 こういう出会いを一歩の力にしていきたい。そうやって少しずつ世界が変わっていけば、 結果としていい未来が待ってるんじゃないかと感じています。

竹本:私たちも、出会ってお互いにいいなと思ったら次の一歩を一緒に歩んでいくような関係を大切にしています。共感するところがあって次の動きをする、というのは自然な行動ですし、そこに我々もご一緒させていただけるのは改めて嬉しいです。

ーこれからテラエナジーに期待すること、長谷ビルが目指していく未来のためにテラエナジーと一緒にできることは、どういったことがあるでしょうか。
長谷:たくさんありますよ。例えばマンションやオフィス、駐車場で発電した電気を、テラエナジーにうまく分配していただいて、あるエリアの電力を100パーセント再生エネルギーで賄えるようになれば素晴らしいなと思っています。簡単なことではないことはわかっていますが、長谷ビルに関わってくださっている方たちに対しても、そういう価値が提供できればなと。

竹本:ありがたいお言葉です。





長谷:あとは身近なところでいうと、烏丸通り。このあたりは歩道のライトが少なく、夜間は結構暗いんです。そこを、私たちの場所で発電した電力を使って明るくできたらいいですね。テラエナジーとはさまざまなかたちで協業する未来が想像できて、面白いです。

竹本:この建物もすごく居心地がいいですけど、それがもっと広がっていって、街中がそうなれば最高ですよね。

長谷:そうですね。今はまだ「カーボンニュートラルだからここに決めた」というような方たちはまだまだ少ない。けれど、おそらくこれからはそういった基準で物事を選ぶ方が増えてくると思いますので、「安心して住める場所」につながるんじゃないかとも考えています。



竹本:その通りですね。結局、選択によって世の中も、関係性も決まっていくと思っています。仏教もそういう考え方なんですね。自分が何を選ぶかによってこんなにも変わるんだ、ということがリアルに感じ取れるようなことをご一緒できると、ワクワクするまちをつくっていけそうですね。

ー最後に、長谷ビルの今後の展望や目指していく未来を聞かせていただけますか。



長谷:コロナをきっかけに、働き方が大きく変わりましたよね。在宅ワークが増えて、働くことと住むことの境界が曖昧になってきている。そういう方々に向けたオフィスをつくりたいですね。一般的なオフィスだと「9時17時」という時間に強く縛られてしまいますが、時間軸を少し外せば、オフィスの可能性はもっと広がります。例えばカフェを併設したシェアオフィスでは、朝の活動が生まれました。他にも、法的にはまだ難しいですが、宿泊できる場所があって、残業ではなく17時以降の時間帯を選んで働くことができるオフィスもあれば面白いと想像しています。

竹本:いいですね。働き方や暮らし方の変化に伴って、柔軟なかたちを提供する。

長谷:マンションでも取り組みたいことがあります。高齢化社会ですから、高齢者のお一人住まいはこれから一段と増えていくでしょう。そういう方々にとって、安心して長い間住んでいただけるマンションを考えた時に、おだやかなつながりが重要だと仮説を立てています。密につながりすぎると煩わしい。だけども、全くないと非常に孤独で寂しいですし、何かあった時に助け合いにくい。 まだはっきりした答えは出せていないのですが、例えばマンションの敷地内にカフェや図書館があれば、誰かに会いたい時にはそこに行けばいい。一人の時間も、人に会う時間も自分で選べる、そういうつながりが生まれるような場所を開発していきたいという思いを持っています。

竹本:今のお話で思い出す町があります。日本一自殺率が低い、徳島県の海部町です。田舎は近所付き合いが濃いものですが、海部町では近過ぎない関係性ができているそうです。でも、完全な孤立でもなく程よく関わるんですよ。この町には「病(やまい)、市(いち)に出せ」っていう言葉が根付いていて、悩んだらとにかくみんなに言ってしまえと。程よく丁寧に、ある意味で適当に扱うそうです。 そのぐらいの感覚がいいんでしょうね。

長谷:地に根付いた感性を共有していて、そこから自然に生まれたつながりやコミュニティは、自ずといい距離感になるのかもしれないですね。

竹本:私たちも、テラエナジーの新オフィスとして、お寺のような社屋を京都市内につくりたいと考えています。オフィスといえばこう、というイメージにとらわれず、新しいつながりや選択肢を提示していく一歩をつくっていきたいですね。その一歩もご一緒いただけると嬉しいです。





長谷:ぜひお待ちしています。
実は、地域の人が集まって、外からも人が来るようなイベントを、京都でなにかしらやりたいと思っています。というのも、以前ヴェネチアに行った時に、入ったレストランの店長が、とても嬉しそうに、ヴェネチア・ビエンナーレという建築アート祭の日のことを話してくれたんです。地域に根付いたイベントがあれば、そこに暮らす人にとって幸せなことが起こるのだと、とても印象的でした。そんなイベントを京都の人たちとつくって、このまちに住んでいることへの誇りが生まれるような、そんな活動につなげていきたいと考えています。

竹本:素敵な未来ですね。微力ながらテラエナジーもその実現をお手伝いできればとても嬉しいです。

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