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伝統工芸の職人が真剣に初音ミクのお雛様を作ったらこうなった

(2018/1/19)

カテゴリ:イベント

リリース発行企業:株式会社真多呂人形

伝統工芸の職人が真剣に初音ミクのお雛様を作ったらこうなった

~270年の伝統を引き継ぐ老舗の挑戦~

株式会社 真多呂人形(代表取締役 金林健史 )は、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 監修のもと「初音ミク雛」(非売品)を制作しました。3月9日までの期間限定で、真多呂人形会館(東京都台東区上野5-15-13)にて展示を行っています。



真多呂人形は、大正8年創立。木目込み人形発祥の地、上賀茂神社から唯一の正統伝統者として認定を受け、270年受け継がれてきた伝統工芸品である木目込み雛人形を制作しております。

真多呂人形は長い歴史の中で、能や狂言、歌舞伎、日本舞踊などは表現してきましたが、ボーカロイドキャラクターがモデルの雛人形の制作は初めて。老舗の真多呂人形が、ポップカルチャーの代名詞とも言える「初音ミク」を表現することは大きな挑戦でした。

熟練の職人たちが試行錯誤を重ね、伝統工芸とポップカルチャーが融合した、明るく躍動感がありながらも独自性あふれる「初音ミク」を作り上げました。

3月3日の「ひな祭り」と3月9日の「ミクの日」に際して、「初音ミク雛」を発表いたします。

真多呂人形は今年で創立99年。技を継ぎ、磨き上げられた伝統技法で制作した「初音ミク雛」をぜひご覧ください。

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■ 「3分間見つめてください。」


プロジェクト開始当初、頭部はフィギュアで作成し、木目込み人形のボディにしつらえるという計画もありました。しかし、クリプトン・フューチャー・メディアとの打ち合わせを重ね、最終的に真多呂らしい伝統的な木目込み人形をベースに初音ミクを表現することとなりました。

初音ミクをよくご存じの方は、イラストやフィギュアとは異なるお顔に一瞬たじろいでしまうかもせれません。それこそ、まさに今回のミクの狙いでした。

まずは、3分間見つめてください。

長い時間をかけて研究・洗練されてきた伝統工芸品の表情には、眺めれば眺めるほど引きこまれる、不思議な趣深さがあることに気づくはずです。


■ ミクらしさの表現


初音ミクの躍動感のあるダンスをイメージした立ち姿、ツインテールの髪型とエメラルドグリーンの髪色、初音ミクをイメージした十二単の色合わせ・・・。

本来の雛人形は時代考証を踏まえ意匠を決定するものですが、「初音ミク雛」は伝統的な意匠の中に、初音ミクらしさを随所に取り入れ表現をしています。


■ 男雛がいない おひなさま
雛人形は、男雛女雛が対となっているのが一般的な形式です。雛人形は元来、女の子自身の将来の姿を表しており、男女ペアのおひなさまに美しさと幸せな結婚という姿を重ね、将来の幸せを願う・・という意味が込められているからです。

価値観が変わり幸福のカタチが多様化した今、真多呂人形は「女雛のみの雛人形があっても良いのではないか」と考えました。

現代芸能のアイコンとも言える初音ミクを表現した雛人形は、あえて男雛をおかないことで、自立した女性が夢を叶える姿を象徴したともいえます。


■ 元祖ジャパンカルチャーで「初音ミク」を表現
「初音ミク」は、立体フィギュアのモチーフとしても人気を博しているキャラクターです。

サブカルチャーとして裾野が広がった日本の立体フィギュアは、今では世界に誇るジャパンカルチャーとして高く評価されています。

思えば、現代の立体フィギュアに見る緻密さと美しさは、木目込み人形などにみる伝統的な工芸品にルーツがあるのかもしれません。

いわば、元祖ジャパンカルチャーともいえる木目込み人形で「初音ミク」を作るというこの挑戦は、「日本の伝統文化を再認識してもらうこと」「現代の文化に新たなインスピレーションを与えるということ」という2つの側面から、大変意義深いことであると感じています。


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【真多呂人形】
会社名 株式会社 真多呂人形
代表者 代表取締役 金林健史
住 所 〒110-8505 東京都台東区上野 5-15-13
ネットショップURL http://www.mataro-doll.com/

真多呂人形は、大正8年創立。
270年受け継がれてきた伝統工芸品である木目込み雛人形・五月人形などを制作しております。
木目込人形とは、今から約270年前の江戸元文年間に、京都の上賀茂神社に仕えていた高橋忠重という人が、神具の柳筥をつくった余材で、木彫の人形を作り、表面に溝を彫って、神官の衣束の端裂を木目込んだのが、その始まりと言われています。
桐塑でつくられた人形に、ひとつひとつ手作業で衣裳や模様の筋彫りを入れ、 そこに目打ちなどで布地を入れ込んで(木目込み)着せ付けいく、大変手の込んだ人形です。

真多呂は、上賀茂神社から木目込み人形の正統伝承者として唯一認定を受けています。

真多呂人形(江戸木目込人形)は昭和53年に、伝統工芸品に認定されました。





真多呂人形会館(ショールーム)
木目込みの雛人形・五月人形・浮世人形などをじっくりご覧いただけるショールームです。
日本人形協会認定の「節句人形アドバイザー」が常駐しており、お客様のご希望やご予算、設置場所に合わせて適切なアドバイスをしております。



お問い合わせ
株式会社真多呂人形
住所 〒110-8505 東京都台東区上野 5-15-13
電話番号 03-3833-9662(ショールーム直通)

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