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次世代のクリエイターをLEXUSが育成・支援する国際デザインコンペ「LEXUS DESIGN AWARD 2018」入賞作品発表

(2018/2/1)

カテゴリ:イベント

リリース発行企業:Lexus International

次世代のクリエイターをLEXUSが育成・支援する国際デザインコンペ「LEXUS DESIGN AWARD 2018」入賞作品発表

革新的なデザインとアイデアで社会課題のソリューションを提案する12作品が選出入賞作品はミラノデザインウィーク2018 レクサス会場にて展示

LEXUSは、全世界の次世代を担うクリエイターを対象とした国際デザインコンペティション、「LEXUS DESIGN AWARD 2018*1」の入賞作品、全12作品を決定した。第6回を迎える今回は、 “CO-(共)“をテーマに作品を募集。世界68カ国から1,319作品、そのうち日本国内からは173作品の応募があり、国外国内共に過去最高の作品数を記録した。


“CO-(共)”とは、「複数の要素を融合させ、その相乗効果により、既成概念や限界を越えて新しい
価値を生み出す」LEXUSの思想。Co-llaboration、Co-ordination、Co-nnectionにより、LEXUSはサステナブルなデザイン開発に取り組み、自然や社会との共生・調和を常に追求している。

入賞作品の審査は、昨年11月東京 南青山のINTERSECT BY LEXUS – TOKYOにて、世界中で活躍する審査員・メンターが一堂に会し実施された。 “CO-“というテーマのもと、様々な視点から社会課題に対する革新的なソリューションを提案した12作品が選出された。

入賞12作品のうち4作品の受賞者は、本アワードのメンターである、リンゼイ・アデルマン(Lindsey Adelman)、フォルマファンタズマ(Formafantasma)、藤本壮介、ジェシカ・ウォルシュ(Jessica Walsh)それぞれに指導を受けながらデザインのプロトタイプを制作する機会を得る。これらプロトタイプ4作品は、他の8入賞作品のパネルと共に、2018年4月にイタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2018*2のLEXUS会場にて4月16日(プレスプレビュー・授賞式)より22日まで展示され、入賞者には、会場にて自身の作品についてのプレゼンテーションを行う機会が提供される。また、会場での最終審査を経てプロトタイプ4作品の中から「LEXUS DESIGN AWARD 2018」の頂点となるグランプリ1作品を決定する。

過去のLEXUS DESIGN AWARD受賞者は、その後さらなる成功を収めている。セバスチャン・シェラによる”Iris”(2014年受賞)はドイツの国際的なデザイン賞「GERMAN DESIGN AWARD 2016」にて大賞を受賞、キャラバンの”Sense-Wear”(2015年受賞)は、デザインとアート、クラフトの融合を目指すデザインイベント「VENICE DESIGN WEEK2016」におけるウェアラブル・テクノロジーのコンペで大賞を受賞している。

LEXUSは、今後も本アワードを通じて、次世代のクリエイターの育成・支援を続けていく。
入賞作品の詳細、審査会の様子は、以下のLEXUS DESIGN AWARD 2018公式ホームページに掲載
(https://lexus.jp/brand/lexus-design/design_award/#award)。
公式ハッシュタグ:#LexusDesignAward、#MilanDesignWeek
なお、LEXUS会場の全容については、2月中旬に同じくLexus International公式ホームページにて発表予定。

*1:LEXUSが、革新的なデザインとアイデアを生み出す気鋭のクリエイターを育成・支援することを目的に、2013年に創設した国際コンペティション。LEXUSの思想やデザインフィロソフィーをテーマに創造性豊かなアイデアを募集している。
*2:Salone Del Mobile Milano(ミラノサローネ)」としても知られる世界最大のデザイン展示会。家具、ファッション、テキスタイルなど、多くのカテゴリーにおけるブランドやデザイナーによるイベントや展示が一挙に開催される。

■LEXUS DESIGN AWARD 2018 プロトタイプ制作作品


作品名 CO-RKs
デザイナー(国籍)グループ名:DIGITALAB
ブリメット・フェルナンデス・ダ・シルヴァ(ポルトガル)
アナ・トリンダーヂ・フォンセカ(ポルトガル)
居住国 ポルトガル
作品概要 サステナブルな素材であるコルク糸と計算アルゴリズムを応用した新しいシステムから創りだすインテリア
メンター リンゼイ・アデルマン


作品名 Honest Egg
デザイナー(国籍)グループ名: aesthetid
ポール・ヨン・リット・フイ (マレーシア)
ジャイハール・ジャイラニ・ビン・イスマイル (マレーシア)
居住国 マレーシア
作品概要 食品廃棄を背景に、最先端インクとデザインを用いた賞味期限切れを示す卵
メンター ジェシカ・ウォルシュ



作品名 Recycled Fiber Planter
デザイナー(国籍) 横井 絵里子(日本)
居住国 日本
作品概要 古着の繊維を再利用し植物と共生させたプランター
メンター 藤本壮介



作品名 Testing Hypotheticals
デザイナー(国籍)グループ名:Extrapolation Factory
クリストファー・ウォブケン(ドイツ)
エリオット・P・モンゴメリー(アメリカ)
居住国 アメリカ
作品概要 社会、テクノロジー、環境のあいだの投機的な関係を調査するテストサイト
メンター フォルマファンタズマ

■LEXUS DESIGN AWARD 2018パネル展示作品



作品名 CO-Living
デザイナー(国籍)グループ名: Khoa Vu and Wilson Harkhono
コア・ヴュ(ベトナム)、ウィルソン・ハーコーノ(インドネシア)
居住国 アメリカ
作品概要 人々に"CO-" をインスパイアさせる新しい住宅システム


作品名 COmer
デザイナー(国籍) グループ名: Sistema Simple Studio
カレブ・カルデナス・サヴァラ (メキシコ)、ルーカス・マルゴッタ・メネーセス (チリ)、ディエゴ・ガハルド・カルデラ(チリ)、カルロス・スフィア・ヴォッテーロ(チリ)
居住国 チリ
作品概要 パンの調理から、シェアし、食べるプロセスを一元化した粘土容器のセット


作品名 Fabric Block
デザイナー(国籍) ミョン・ダク・チャン(韓国)
居住国 韓国
作品概要 利便性と芸術性を兼ね備えた、フレキシブルなブロック


作品名 GRABBY
デザイナー(国籍) グループ名:I DEAL
ナデジュダ・アブドゥリナ(ロシア)、マリーナ・エゴロワ(ロシア)
居住国 ロシア
作品概要 硬さと柔らかさが共存した、片手で野菜が切れるまな板


作品名 Gravity Pen
デザイナー(国籍) ジョン・シモンズ(アメリカ)
居住国 アメリカ
作品概要 重さや触覚をシミュレートすることによって、仮想現実(VR)と身体的体験をつなぐツール


作品名 PAPER SKIN
デザイナー(国籍) 古川 礼規(日本)
居住国 日本
作品概要 重なり合った紙の層をつないだ、色彩豊かな新しいストラクチャー


作品名 Primavera
デザイナー(国籍) ヤエル・リボー(イスラエル)
居住国 イスラエル
作品概要 想像力を喚起する、ベニアと接着布を組み合わせたユニークなアームチェア


作品名 VNWALLS GARDEN
デザイナー(国籍) グループ名: VNWALLS
プオック・ティアン・グェン(ベトナム)、トゥアン・アン・ファン(ベトナム)、フォー・ノック・チュオン(ベトナム)
居住国 ベトナム
作品概要 現代的な農業と畜産の手法に貢献する、エアロポニック式の植栽機

■審査員/メンタープロフィール
審査員:



デイヴィッド・アジャイ(David Adjaye) / 建築家
建築材の独創的な使用や高度な彫刻能力を活かし、芸術家としての感性とビジョンに富んだ建築家として高く評価されている。2000年に自身の事務所アジャイ・アソシエイツを設立。同氏が手がけたプロジェクトの中で5億4000万ドルと最大の規模を誇るスミソニアン協会国立アフリカ系米国人歴史文化博物館は、2016年秋にワシントンD.C.のナショナル・モールにオープンし、カルチャー・イベント・オブ・イヤーとしてニューヨーク・タイムズにも掲載された。2017年には、エリザベス2世によって大英帝国勲爵士(ナイト)に叙任され、TIME誌の「2017年、世界で最も影響力のある100人」のひとりとして紹介された。
坂 茂(Shigeru Ban) / 建築家
1984年クーパー・ユニオン建築学部(ニューヨーク)を卒業。1985年、坂茂建築設計を設立。1995年から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)コンサルタント、同時に災害支援活動団体 ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク (VAN)設立。主な作品に、「ポンピドー・センター・メス」、「大分県立美術館」などがある。これまでに、フランス建築アカデミー ゴールドメダル(2004)、日本建築学会賞作品部門(2009)、フランス国家功労勲章オフィシエ(2010)、オーギュスト・ペレ賞(2011)、芸術選奨文化部科学大臣賞(2012)、フランス芸術文化勲章コマンドゥール(2014)、プリツカー建築賞(2014)、JIA日本建築大賞(2016)など数々の賞を受賞。2015年9月より慶応義塾大学環境情報学部特別招聘教授に着任。


パオラ・アントネッリ(Paola Antonelli) / MoMAディレクター・シニアキュレーター
1994年よりニューヨーク近代美術館(MoMA)勤務。現在、研究開発部門責任者であると同時に、建築、デザイン部門のシニアキュレーター。展覧会のキュレーション、執筆、講演会など世界中で活躍。カリフォルニア大学ロサンゼルス校、ハーバード大学院デザイン科、ニューヨークのデザインスクール「MFA Products of Design」で教鞭をとる。デザインが世界に好影響を与えることが普遍的な理解として浸透することを目的に活動。デザインや建築、科学技術の領域も含め日々の生活の中でデザインが与える影響を調査している。近況では世界を変えた111の衣装「Design Bites,」を開催。

バーギット・ローマン(Birgit Lohmann) / デザインブーム編集長
工業デザインをフィレンツェで学び、1987年よりミラノを拠点に活動。イタリアを代表する建築家やデザイナーと共にデザイン、製品開発を行う。イタリア司法省や国際的なオークションハウスで働くと共に、世界中の著名大学で工業デザインの講演を行っている。1999年にdesignboomを共同創設し、現在は編集長、教育プログラム代表、エキシビションキュレーターとして活動。


アリス・ローソーン(Alice Rawsthorn) / デザイン評論家
ニューヨーク・タイムズで長年執筆を続けるデザイン評論家。毎週発信のデザイン・コラムは世界中のメディアで掲載。TEDや世界経済フォーラムなどの世界的なイベントでデザインについて講演を行う。ロンドンを拠点に活動しホワイト・チャペル・ギャラリー、マイケル・クラーク舞踊団の主任評議員、チャイセンヘール・ギャラリーの主任評議員を務める。近著はデザインが私達の生活に与える影響についての“Hello World: Where Design Meets Life”(ハーミッシュ・ハミルトン刊)、また、現代のデザイン概論として” A Field Guide to Design”の出版を2018年に予定している。

澤 良宏(Yoshihiro Sawa) / Lexus International President
京都工芸繊維大学意匠工芸学科卒業。1980年入社。カローラなどの小型車外形デザインを担当。米国駐在、内外装デザインを経て、異色のデザイナー出身チーフエンジニアとして、アイゴの開発を担当し、2017年4月にLexus International Presidentに就任。

メンター:


リンゼイ・アデルマン(Lindsey Adelman) / デザイナ―(写真:by Hans Neumann)
リンゼイ・アデルマン(Lindsey Adelman)はチューブやジョイントを組み合わせた、ユニークで美しいシャンデリアを製作するデザイナー。その作品は、世界中のデザイン誌に掲載され、人気を集めている。幼少期からものづくりに深い関心をよせており、インダストリアルデザインとの出会いがきっかけでロードアイランドスクールオブデザイン(RISD)に入学。その情熱を存分に発揮し、現在では自身の名を冠したスタジオをニューヨークとロサンゼルスにもつ。拠点とする二つのスタジオからは、光を操り、感情に訴えつつ物理的に空間に変革をもたらす照明器具が生み出されている。それぞれの歴史と意味が染み込んだ照明器具は、気取らずに周りの世界に色と、質感と、奥行きを与えている。


フォルマファンタズマ(Formafantasma) / デザイナー
フォルマファンタズマ(Formafantasma)は、オランダ・アムステルダムに拠点を置くデザイナーのアンドレア・トリマルキ(Andrea Trimarchi)とシモーネ・ファルジン(Simone Farresin)によるデザインチーム。主にマテリアルに関する実験を行ないながら作品を制作している。
フォルマファンタズマは、伝統文化と地域文化との関係、サステナビリティへのクリティカルなアプローチ、そして文化の源泉としてのオブジェクトの重要性などを常に探求している。クラフトと産業、オブジェクトとユーザーを繋ぐことで、フォルマファンタズマは自身の実験的取り組みと幅広いデザイン産業をリンクさせ、世界中の様々な著名ブランドからのオファーを数多く受けている。彼らの作品は、国際的に高い評価を受けており、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館といった主要美術館のパーマネントコレクションとして所蔵されている。

藤本 壮介(Sou Fujimoto) / 建築家(写真:(c) David Vintiner)
東京大学工学部建築学科卒業後、2000年 藤本壮介建築設計事務所を設立。 2014年 フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞、2015年 パリ・サクレー・エコール・ポリテクニーク・ラーニングセンター国際設計競技最優秀賞につぎ、2016年Réinventer Paris 国際設計競技ポルトマイヨ・パーシング地区最優秀賞を受賞。 主な作品に、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013(2013年)、House NA(2011年)、武蔵野美術大学図書館(2010年)、House N(2008年)等がある。


ジェシカ・ウォルシュ(Jessica Walsh) / デザイナー
デザイナー、アートディレクター、及びニューヨークを拠点とするデザイン事務所サグマイスター&ウォルシュのパートナー。世界中のクリエイティブ系カンファレンスや大学でデザインに関する講演を行い、ニューヨークのスクールオブヴィジュアルアーツで教鞭を取っている。作品は、Type Director’s Club、Art Director’s Club、SPD、Print、New York Festivals、D&AD、TDC Tokyo、そしてGraphisなど、世界的に有名な数々のデザイン賞を受賞している。フォーブス誌より「未来をデザインするトップクリエーター30アンダー30」に、アドエイジ誌より「ビジュアルクリエーターTop 10」に選出。作品は、多数の本や雑誌に掲載。クライアントに、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ユダヤ博物館、Jay-Z、スナップチャット、バーニーズ、ニューヨーク・タイムズ、Levis、Adobeなどを持つ。本として出版されたブログ「40 Days of Dating」は、1,000万人以上の読者を集め、現在ワーナー・ブラザースが映画化に着手している。

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