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(2018/6/4)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:株式会社フィリップス・ジャパン
株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:堤 浩幸、以下 フィリップス)は「2025年までに30億の人々の生活を向上させる」をビジョンに掲げ、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち「もっと健やかな未来へ」をコンセプトとして、すべての人の健康に貢献していきたいと努めております。
フィリップスでは、本日より、新型超音波診断装置「EPIQ CVx」の販売を開始します。
日本では、生活習慣の欧米化や高齢化に伴いCVD(脳心血管病)が増加し、心疾患は死因の第2位、脳血管疾患は第4位となっています。入退院を繰り返すCVDは、今後さらに高齢化が加速する社会の中で、医療負担と医療経済にかかる課題を抱えており、CVD診断用医療機器においても、検査数の増加に伴い、効率的かつ確信が持てる診断が求められています。
フィリップスは、これらの課題に対処するために、 ”Designed for Cardiology. Built for better care.” のコンセプトのもと、画質の向上、循環器系診断に特化したワークフローの向上、処理能力の向上による更なる解剖構造のvisualizationと再現性の高い自動解析の開発に取り組み、このたび、超音波診断装置「EPIQ CVx」を発表いたしました。
EPIQ CVxの特長
1. フォトリアリスティック イメージ
フォトリアリスティックな3Dレンダリング(3D画像構築)を可能にした「TrueVue」機能は、インターベンション中のハートチームのコミュニケーションを支え、精度の高い手技をサポートします。光源を3D Volumeの周囲だけでなく、組織の深さ方向に配置することができ、より詳細に解剖を表現可能になりました。また、タッチスクリーン上に表示された画像を指先でタップし、3Dデータセットを縮小、拡大、回転させることが可能です。
新しいEPIQ CVxを見た臨床医の89%が、画質やワークフローの向上とVisualization Toolの進化により、カテーテルガイド *1の正確性が向上すると回答しています。*2
2. アナトミカル・インテリジェンス(AIUS)によるフルサイクルの心臓定量化(Dynamic HeartModelA.I.)
現代では、かつてない量のデータを利用することができるようになりました。そのため、再現性のあるデータを取得して価値のある情報に変換し、診断や治療のガイドとするためのプロセスを、より簡単かつ迅速に行えるツールが必要です。AIUSは、解剖学的知識に基づく自動化により、数ステップで再現性の高い結果を取得することを可能にしました。新しいアプリケーションである、「Dynamic HeartModelA.I.」は、左室(LV)および左心房(LA)の心周期でのVolume カーブを表示し、また、LV mass 、LV およびLAのCardiac Index も解析可能です。さらに、1 回の動画保存から複数の心拍を解析し、任意の複数の心拍から平均値を算出することができます。
新しいEPIQ CVxを見た臨床医の97%が、左心定量化のスピードがアップすればラボ・スループット(検査効率)もアップすると回答しています。*3
3. 有機ELディスプレイ
高解像度、優れた時間分解能、高い均一性とペネトレーション(透過性・浸透性)を可能にしたソフトウェアビームフォーミング技術であるnSIGHTイメージング。その性能を最大限に生かす、先進の有機ELディスプレイが搭載されました。180°の広範な視野角を持つこのディスプレイは、鮮明で明瞭な心筋境界の描出を可能にし、カラードプラ *4の表現もさらに鮮やかになりました。新しいEPIQ CVxを見た臨床医の75%が、EPIQ CVxディスプレイのユーザー・エクスペリエンスが向上したと回答しています。*5
*1:カテーテルの先端を治療部位まで誘導すること
*4:血流の方向と速度をカラー表示により可視化する機能
*2, 3, 5:調査結果は、2017 年12 月にEPIQ CVx 装置とiE33 装置を使用して実施したユーザー向けデモンストレーションで取得しました。これらの調査は、客観的な独立エンジニアリング・コンサルタント会社でユ-ザー・インタフェース設計会社でもあるUse-Lab GmbHが設計および監督しました。試験には、17 ヵ国から42名の臨床医が参加しました。提示された心臓病患者のセグメントには、成人診断とインターベンション(カテーテル治療)、成人診断、小児診断とインターベンションがあります。
*2:回答者41名の回答に基づきます
*3:回答者41名の回答に基づきます
*5:回答者38名の回答に基づきます
フィリップスについて
1891年オランダで創業し、ビジネスモデル変革と長い歴史の中で培った技術と知見を生かしながら、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」においてイノベーションを実現してきたヘルスケア・カンパニーです。フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢者社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2017年10月1日より社名を変更し、ヘルステックカンパニーとして、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいます。今後、「病院」というプロフェッショナルな分野におけるフィリップスの先進医療機器と、パーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がり、デジタルプラットフォーム上でビッグデータが解析されることで、総合的な医療、リアルタイム分析、付加価値サービスが可能になります。これにより、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供し、医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指しています。(https://www.philips.co.jp)
ロイヤル フィリップスについて
ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケアプロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2016年の売上高は174億ユーロ、オランダを拠点に全世界に71,000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/)
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