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2年目は「家」をつくる? 8日間に渡る大人の文化祭『ナナナナ祭』全プログラムが終了

(2018/7/11)

カテゴリ:イベント

リリース発行企業:100BANCH

2年目は「家」をつくる? 8日間に渡る大人の文化祭『ナナナナ祭』全プログラムが終了

空っぽの100BANCHから1年。日本の未来は明るい!

7月1日から8日まで、東京・渋谷区にある100BANCHで開催されていた『ナナナナ祭』が閉幕しました。 100BANCHは、35歳未満の若手リーダーたちが集まり、それぞれのプロジェクトを進めながら新しいコミュニケーションや100年先の未来を創出することを目的としたスペースです。7月7日がオープン1周年ということで、「大人の文化祭」として開催されたのが『ナナナナ祭』。「未来をつくる公開実験」と銘打たれた8日間にわたるイベントを締めくくるクロージングイベント「こんにちは未来」を速報レポートいたします。


2017年にオープンした100BANCH。35歳未満の若手リーダーが、自分たちのやりたいことで「未来をつくる実験区」として、1年間で67のプロジェクトが採択され、延べ300人が100BANCHで活動してきました。



その100BANCHの1周年を記念して開催されたのが『ナナナナ祭(未来をつくる公開実験)』。12のプロジェクトの展示は、「大人の文化祭」というコンセプトで行われました。7月7日には700人ほどのギャラリーを巻き込んで流しそうめんのイベント「しいたけは飛び、そうめんは流れる。」が開催され、イベント期間中最大の盛り上がりを迎えました。




最終日となる8日は、後夜祭という雰囲気。とても穏やかな空気の中、大人の文化祭は締めくくりの時間です。

■『ナナナナ祭』ラストは1年の振り返り&展望




期間中は20の企画展示と16のイベントが開催されました。『ナナナナ祭』の最後を飾るイベントは、「こんにちは未来」。100BANCHが1年間の間にどんな実験を行ってきたのか、メンバーによる活動内容の発表と、運営会社3社代表によるクロストークが行われました。

則武里恵さん


モデレーターを務めた100BANCH事務局の則武里恵さんは、100BANCHオープン前に大阪から東京へ移住。そして、まだ何もない空っぽの100BANCHでオープン準備を行っていたとのこと。採択された67のプロジェクトの裏側では、新しいメンバーを募るための成果報告会やガレージプログラム説明会を毎月開催。また、メンバー間の交流を深めるために鍋を囲む「鍋BANCH」といったイベントも行っているそうです。いわゆる「箱」だけではない、人と人どうしがかかわる日々の活動が、100BANCHを編み出しているのです。


オープン前の100BANCHはほんとうに何もなかった

このように、若いリーダーたちの活動をもっと世の中に知ってもらいたいという想いから、今回の『ナナナナ祭』の開催に至ったと、感慨深げに話しました。

■個性的なメンバーによる1年間の成果発表

イベント前半は、今回展示を行ったメンバーによる「ナナナナ祭の成果ピッチ」。非常に個性的なメンバー12名が、100年後の未来を創るためにどんな取り組みを行い、どんな想いでプロジェクトを進めてきたのか、そしてどのような成果に結びついたのかをそれぞれ発表します。


「FHP~Fundoshi Hack Project~」の星野雄三さん

プロジェクトは大きく分けて6つのテーマに分類されます。

1. 温故創新のコトづくり、モノづくり
2. 食の原点と未来
3. Diversity & Inclusion
4. 温かくて柔らかいテクノロジー
5. 人生100年時代の働き方、生き方
6. サスティナブル・ソサエティ


「ピースキモノ」のキサブローさん

いわゆるテクノロジーを駆使したものばかりではなく、ファッションや食、コミュニティ、居住空間といった、さまざまな個性的なプロジェクトが混在し、そのプロジェクト同士でコラボレーションが自然発生するというのも、100BANCHの特徴。すでに起業したメンバーもいるなど、かなりスピード感があるのが特徴です。

■運営会社3社から見た『ナナナナ祭』と100BANCHの今後

イベント後半は運営会社3社の代表によるクロストークに。登壇者は次の3人です。



パナソニック株式会社 コーポレート戦略本部 経営企画部 部長 村瀬恭通さん



カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長 楠本修二郎さん



株式会社ロフトワーク 代表取締役 林千晶さん

『ナナナナ祭』の感想では、

「想像以上に変態になっていた」(楠本さん)

「若い人は夢がないというが、それは今の私たちの暮らしに憧れていないだけ。こんなに夢を持っている人たちがいっぱいいるのに、上の世代が心配する必要なんてないと気づかせてくれた」(林さん)

「僕らの世代のほうが、自分のやりたいことをわかっていなかったと反省した」(村瀬さん)

と、今の若い世代の発想力と、新しい価値観の元に生まれるアイデアの多様性を感じていました。



2年目のチャレンジとして挙げられていたことは、「メンターががんばる」ということ。メンバーからも要望が多い「家」を実験的に創ったり、「旅」をして見聞を広めることが、メンバーに必要。そのためには、21人いるメンターが持つ国内外のネットワークを活用していく必要があることを確認しました。

クロストークの進行は則武さんと100BANCH事務局の松井創さんが担当

また、関東近郊だけではなく地方にいる、素敵なアイデアを持つ人たちにも門戸を開くべく、何かしらアクションをしていくことも次なるテーマのひとつとして挙げていました。

■100年先の未来を創りたい人は100BANCHをノック!

2時間を超えたイベント「こんにちは未来」をもって、8日間にわたる大人の文化祭『ナナナナ祭』は閉幕しました。



その後、1階にあるカフェ「LAND」にて関係者および招待者による懇親会が開催されました。パナソニック村瀬さんによる乾杯のあとは、参加者が想い想いにおしゃべりや情報交換、名刺交換などが行われました。



100BANCHは、「100年先の未来を創る」ための実験場。その1年が終わったばかりですが、メンバーは確実に明るい未来の手応えを感じている様子。個性的なメンバーたちによる、コミュニケーションから生まれる化学反応からは、どんなものが生まれてくるのか予測不能です。

しかし、その予想できないワクワク感こそ、100BANCHの最大の魅力です。

100BANCHでは、引き続き100年後の未来を創る若いリーダーを募集しています。興味のある方は、ぜひ100BANCHのドアをノックしてみませんか? きっと見たことのない景色、想像もできない未来が待っているはずですよ!




2018年7月1日~8日 『ナナナナ祭』ダイジェスト



■未来をつくる実験区「100BANCH」とは
「100年先の世界を豊かにするための実験区」というコンセプトのもとに、これからの時代を担う若い世代とともに新しい価値の創造に取り組む活動です。再開発の進む渋谷川沿いの倉庫を1棟リノベーションして作られた空間で、1階はカフェ・カンパニーが企画・運営する未来に向け新たな食の体験を探求するカフェスペース「KITCHEN」、2階は35歳未満の若者リーダーのプロジェクトを推進するアクセラレーションプログラム「GARAGE program」などがメインで行われるワークスペース「GARAGE」、3階はパナソニックが次の100年を創り出すための未来創造拠点であり、夜や休日にはワークショップやイベントが行われるコラボレーションスペース「LOFT」から構成されています。

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