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堂島リバーフォーラム(大阪)にて開催中の『千住 博 & チームラボ コラボレーション展「水」』が好評につき会期延長。9月9日(日)まで。

(2018/8/22)

カテゴリ:イベント

リリース発行企業:チームラボ

堂島リバーフォーラム(大阪)にて開催中の『千住 博 & チームラボ コラボレーション展「水」』が好評につき会期延長。9月9日(日)まで。

堂島リバーフォーラム開館10周年特別企画『千住 博 & チームラボ コラボレーション展「水」』の会期を、ご好評につき、9月9日(日)まで延長いたします。



ダイジェスト動画: https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=0fOUwa5nFhM

■チームラボ 展示作品
Black Waves: Wander, Discover and Re-emerge

teamLab, 2018, Digital Installation, Continuous Loop, Sound: Hideaki Takahashi

作品: https://www.teamlab.art/jp/w/blackwaves_wander_discover_and_re-emerge/

1つの連続した波によるインスタレーション(波は展示空間内で一筆書きのように全て連続して繋がっている)。人々は、他者と共に作品の一部となり、溶け込んでいくことで、自分と他者との境界を連続的なものに変え、そして私たちと世界との、境界のない新しい関係を模索する。

コンピューター上の空間で、三次元上の水の動きをシミュレーションし波を構築している。水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。そして、水の粒子の挙動で線を描き、三次元上の波の表層に線を描いている。そして、立体的に描かれた線の集合を、チームラボが考える「超主観空間」によって平面化し映像作品にしている。

前近代の日本の絵画では、川や海など水は、線の集合として表現されることが多い。そして、その線の集合はまるで生き物かのようにどこか生命感を感じる。前近代の人々らには、実際、古典的な日本の絵画(川や海などで言うならば、まるで生き物のように見える線の集合)のように、世界が見えていたのではないだろうか。

「なぜ、前近代の人々が川や海そのものに生命を感じていたかのようなふるまいをしていたのか?」、そして、「なぜ、彼ら自身も自然の一部であるかのようなふるまいをしていたのか?」という疑問へのヒントが、それらの絵画表現の中にあるように感じる。

もし、ビデオカメラで切り取った本物の波よりも、本作の波の方に、より鑑賞者と作品世界との間に境界線がなくなるような、作品世界に入り込むような感覚、もっと大胆に言えば、その線の集合にすら生命体だと感じ、まるで鑑賞者が波に憑依するかのような体験をするならば、前近代的な日本の「世界の見え方」と、そこから発生する「世界に対するふるまい」とのつながりが見えてくる。

自然とは観察の対象ではなく、「自分自身も自然の一部である」と考えていたかのようなふるまいは、単に、かつての人々の見え方が、川や海のような自然の一部を生命体のように見せ、自然の一部にすら憑依させてしまいやすい見え方だったからではないだろうか。つまり、自然と自分との境界がないような感覚になりやすい見え方だったからではないだろうかと思うのだ。

■千住博 展示作品
The Fall (2018)


【開催概要】
堂島リバーフォーラム開館10周年特別企画 千住博 & チームラボ コラボレーション展「水」

https://www.teamlab.art/jp/e/waterness/
会期: 2018年7月14日(土)– 9月9日(日)
会場: 堂島リバーフォーラム(大阪府大阪市福島区福島1-1-17)
時間: 11:00 – 19:00 ※8月30日(土)は17:00まで (入館は閉館30分前まで)
入場料: 一般 1,000円、高校生以下 500円
主催: 堂島リバーフォーラム
問い合せ先: 堂島リバーフォーラム
電話番号 06-6341-0157
URL: http://10th.dojimariver.com/

■千住博(せんじゅ ひろし)
東京藝術大学大学院博士課程単位取得満期退学。
1995年第46 回ヴェネツィアビエンナーレ東洋人初の名誉賞(イタリア)。
2005年ミラノサローネ(イタリア)。
2006年光州ビエンナーレ(韓国)。
2007年フィラデルフィア「松風荘」襖絵制作。
2011年成都ビエンナーレ(中国)。
2013年瀬戸内国際芸術祭。
2015年第56 回ヴェネツィアビエンナーレ。
2016年 平成28年度外務大臣表彰。
大徳寺聚光院襖絵一般公開。薬師寺「平成の至宝」に選出され、収蔵。
2017年ロサンゼルス・カウンティ美術館に収蔵され、常設展示。
メトロポリタン美術館(ニューヨーク)に収蔵され、常設展示。
イサム・ノグチ賞。
2018年優秀芸術賞(フィラデルフィア日米協会)。
活動は国際的で多岐に渡る。作品は日米の主要美術館に収蔵。2007年~2013年京都造形芸術大学学長、現在京都造形芸術大学大学院教授。
http://www.hiroshisenju.com/

■チームラボ
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している、学際的なウルトラテクノロジスト集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。

チームラボは、アートによって、人間と自然、そして自分と世界との新しい関係を模索したいと思っている。デジタルテクノロジーは、物質からアートを解放し、境界を超えることを可能にした。私たちは、自分たちと自然の間に、そして、自分と世界との間に境界はないと考えている。お互いはお互いの中に存在している。全ては、長い長い時の、境界のない生命の連続性の上に危うく奇跡的に存在する。

47万人が訪れた「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」、「ミラノ万博2015」日本館をはじめ、シリコンバレー、ロンドン、シンガポールなど国内外で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に、「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」、東京・豊洲に超巨大没入空間「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」をオープン。2018年9月9日までフランス・パリにて「teamLab : Au-delà des limites」、2018年10月28日まで御船山楽園(佐賀・武雄)で「earth music&ecology チームラボ かみさまがすまう森」を開催中。8月30日からAmos Rex(フィンランド・ヘルシンキ)で、オープニング展「teamLab: Massless」を開催。

チームラボの作品は、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(オーストラリア・シドニー)、南オーストラリア州立美術館(オーストラリア・アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(トルコ・イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(オーストラリア・メルボルン)に永久収蔵されている。

チームラボ: http://teamlab.art/jp/
Instagram: https://instagram.com/teamlab_news/
Facebook: https://www.facebook.com/teamLab.inc
Twitter: https://twitter.com/teamLab_news
YouTube: https://www.youtube.com/c/teamLabART

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