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【RWC2019】ワールドラグビーとチャイルド・ファンドがパートナーシップを締結

(2018/9/5)

カテゴリ:キャンペーン

リリース発行企業:NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン

【RWC2019】ワールドラグビーとチャイルド・ファンドがパートナーシップを締結

~ラグビーワールドカップ2019に向け、アジアの子どもたち支援のため協働~

ラグビーワールドカップを主催するワールドラグビーと、世界60ヵ国以上で子どもたちを支援するチャイルド・ファンドがパートナーシップを結ぶ。アジア初の開催となる2019年のラグビーワールドカップに向けて協働を開始し、ラグビーを通じてライフスキルを身につけるプログラム「チャイルド・ファンド パス・イット・バック」で、アジアの子どもたちを支援する。




2019年9月20日から日本で開催されるラグビーワールドカップに向け、 ワールドラグビーとチャイルド・ファンドがパートナーシップを結ぶ。スポーツの持つ「人を変える力」で、アジアの子どもたちを支援することを目的に協働していく。


みんなでタグラグビーの練習(ラオス)

このパートナーシップを通じて寄せられた寄付は、チャイルド・ファンドが実施するプログラム「チャイルド・ファンド パス・イット・バック」に活用される。これまでにプログラムが実施されてきたラオス、ベトナム、フィリピンでプロジェクトを拡大するほか、アジアの他の開発途上国で新たに展開する。また、地震など災害の影響を受けた日本の子どもたちの支援にも役立てられる予定となっている。

プロジェクトに参加する子どもたち(ベトナム)

「チャイルド・ファンド パス・イット・バック」では、ラグビー(タグラグビー)とライフスキル学習を組み合わせた独自のカリキュラムによって、若者や子どもたちが、リーダーシップ、問題解決、ジェンダー平等、将来の計画づくりといったスキルを学ぶことができる。2015年の事業開始から、アジアで貧困などの厳しい環境に暮らす6千人以上の若者や子どもたちを支援してきた。詳しい情報はウェブサイト(https://childfundpassitback.org/)を参照。


ワールドラグビー最高経営責任者 ブレット・ゴスパー氏のコメント
この大会の開催地を日本としたのは、これがアジアでのスポーツと社会変革の流れに大きな変化をもたらすだろうということがわかっていたからです。この目的を実現するために、ラグビーを通じて社会課題に取り組む『チャイルド・ファンド・パス・イット・バック』はまさにふさわしいプログラムです。世界でもっとも人口が多く、若い世代も多いアジア地域で、ラグビーが多くの子どもたちにもたらすインパクトに大いに期待しています。ラグビーは人格形成に良い影響をもたらすスポーツであり、(東日本大震災で被災した)釜石市を支援したラグビー界やラグビーファンの結束がそれを証明しています。アジア初の開催となるラグビーワールドカップのチケットを購入してくれるラグビーファンの方々が、何千人もの厳しい環境に暮らす子どもたちに、持続的で意義のある変革をもたらすこのプログラムを積極的に支援してくれるでしょう。



チャイルド・ファンド理事長 マイケル・ローズのコメント
我々はすべての子どもがスポーツを楽しむ権利を持っていると考えます。「チャイルド・ファンド パス・イット・バック」は、その考えに基づき、ラオスとベトナムの農村部や遠隔地域で機会に恵まれず、貧困や不平等といった厳しい環境におかれた子どもたちを支援するために開発されました。「スポーツと開発」のプログラムは、リーダーシップやジェンダー平等の姿勢を育むなど、社会的に前向きな成果をもたらすことがわかっています。『チャイルド・ファンド パス・イット・バック』では、若者や子どもたちが、変化のめまぐるしい環境で自分自身を守るために必要な力を身につけます。困難に直面しても、それを乗り越えられるしなやかな心を育てるだけではなく、地域社会に「パスをつなげ」ていく、新しい世代のロールモデルとリーダーの育成に役立っています。また、このプログラムは、子どもに対するあらゆる形態の暴力の撤廃という「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標16.2の達成に向けたグローバルな取り組みにも沿ったものです。


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【ワールドラグビーとは】
ラグビーユニオンの国際統括団体。ラグビーの5つの価値(「結束」、「尊重」、「品性」、「情熱」、「規律」)に基づき、ラグビーの持続的発展に貢献する。

【チャイルド・ファンドとは】
子どもへの支援に取り組む11の団体からなる国際的なネットワーク。60ヵ国以上で1,400万人以上の子どもたち、家族を支援する。教育、保健、子どもの保護を中心とした支援活動を行う。「チャイルド・ファンド パス・イット・バック」を含む「スポーツと開発」のプログラムなど、若者や子どもたちのレジリエンス強化に焦点を当てたプロジェクトも実施している。

【チャイルド・ファンド・ジャパンとは】
1975年より、アジアを中心に貧困の中で暮らす子どもの健やかな成長、家族と地域の自立を目指した活動を行う国際NGO。現在はフィリピン、ネパール、スリランカの3ヵ国で地域開発支援や緊急支援を中心に、日本国内での啓発活動なども行う。

【チャイルド・ファンド パス・イット・バックとは】
スポーツを通じて社会課題の解決を目指す「スポーツと開発」のプログラム。チャイルド・ファンドが、ワールドラグビー、アジアラグビーおよびウィメン・ウィン(女性の権利を推進するNGO)と共同で開発。貧困などの厳しい環境に暮らすアジアの若者や子どもたちを対象に、タグラグビーとライフスキル学習を組み合わせたカリキュラムを行う。ジェンダー平等に重点をおき、参加する若者や子どもたちの半数以上が女子・女性という、高い女性の参加率を達成している。ラグビーワールドカップ2019の「レガシープログラム」にも選定されている。タグラグビーは、ラグビーを基にした年少者や初心者向けの競技で、タックルがなく、ラグビーよりも安全でプレーがしやすいとされる。

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