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(2018/10/24)
カテゴリ:イベント
リリース発行企業:公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団
現代銅版画の先駆者、駒井哲郎。デジタル時代を迎えた今だからこそ、私たちの心を揺さぶる豊かな表現。芸術の秋、横浜美術館へのおでかけはいかがですか?
横浜美術館、日本経済新聞社の主催にて、2018年12月16日(日)まで、横浜美術館(横浜市西区みなとみらい)にて「駒井哲郎―煌めく紙上の宇宙」展が開催中です。
日本における現代銅版画の先駆者(パイオニア)である駒井哲郎(1920-1976)は、深淵な詩的世界が刻まれた版画により、国内外で高く評価されてきました。駒井の版画作品や詩画集など約210点とともに、ルドンやクレーなど関連作家作品約70点を展示し、さまざまなジャンルとの有機的な繋がりにより紡ぎ出された、豊穣な世界をご紹介します。
関連イベントや、11月3日(土・祝)の無料観覧日にあわせて、横浜美術館へお出かけください。
「駒井哲郎―煌めく紙上の宇宙」展をよりお楽しみいただくために、みどころ3点をご紹介します。
本展のみどころ
1、腐蝕の魔術師、駒井の幅広い表現を一望
銅版画と一口に言っても、その技法はさまざまです。駒井は多彩な銅版技法を駆使し、微妙な諧調の面と鋭い線、緻密な描写と幻想的な抽象形態、ストイックなモノクロームと色彩あふれる画面など、一見相反するような作風を同時並行で追求しながら、幅広い表現を生み出しました。駒井独自の腐蝕により生み出された、紙の上に匂い立つような豊かな表情。それは、デジタル時代を迎えた今だからこそ、私たちの心を揺さぶります。
2、美術・音楽・文学の交差点
駒井は1950年代にインターメディアな前衛芸術集団「実験工房」に参加し、作曲家・湯浅譲二との共同制作によるオートスライドや、立体オブジェの制作を行っていました。また、50年代後半から大岡信や安東次男(あんどうつぐお)ら、多くの詩人たちと、詩画集の制作や詩集の装幀などのコラボレーションを実現しました。
駒井のジャンルを超えた表現に着目し、文学や音楽との領域横断的な特質を持つ、駒井芸術の魅力にも迫ります。
3、美術評論家としての横顔、そして西洋美術と駒井作品の競演
銅版画はもちろん、西洋美術史の幅広い知識を持っていた駒井。ルドンをはじめ、クレーやミロなど西洋画家たちの作品が駒井の創作へ与えた影響も少なくありません。また彼は、そうした敬愛する芸術家たちについての評論を美術雑誌などへ数多く寄稿しており、そこからは駒井自身の芸術観を読み取ることができます。
駒井の文章を紐解きながら、駒井が敬愛した西洋画家たちの作品と、駒井作品を包括的に並べる初の試みです。
関連イベント
■トークと詩の朗読「画(え)から言葉が生まれるとき」
日時:2018年11月10日(土)14時~15時30分 (13時30分開場)
ゲスト:文月悠光(詩人)
会場:横浜美術館円形フォーラム
定員:100名(当日有効の本展観覧券と整理券が必要)
参加費:無料(当日12時より総合案内にて整理券を配布)
■学芸員によるギャラリートーク
日時:2018年10月26日(金)、11月17日(土)、12月1日(土) いずれも14時~14時30分
11月23日(金·祝)18時30分~19時
会場:企画展展示室
参加費:無料(事前申込不要、当日有効の本展観覧券が必要)
11月3日(土・祝)横浜美術館観覧無料!
横浜美術館は、1989年11月3日「文化の日」に開館しました。これを記念し、2018年11月3日(土・祝)は、どなたでも観覧無料で、「駒井哲郎―煌めく紙上の宇宙」展と、同時開催中の「横浜美術館コレクション展 2018年7月14日(土)-12月16日(日)」をご覧いただけます。
開催概要
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