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(2019/1/10)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
ティファニーによるダイヤモンド原産地の情報公開がスタート、調達先の特定を通し、完全な透明性の確保に向けて前進
ティファニーは新たに調達した個別登録済みダイヤモンドの原産地(原産地域または原産国)情報をお客様と共有していくことを発表いたしました。これはダイヤモンドの透明性を高める大きなステップであり、2020年までに業界初となる個々の製造工程情報の公開も予定しています。ティファニーのダイヤモンド調達におけるこの取り組みは、20年をかけて責任ある資源調達とダイヤモンドの製造工程に投資してきた成果です。
各個別登録済みダイヤモンド(0.18カラット以上)に肉眼では確認できないレーザーによる刻印で独自の「T&Co」シリアルナンバーを施して追跡し、それぞれに特有の調達先情報をお客様に向けて提供していきます。原産地を知るという取り組みは、「紛争と無関係なダイヤモンド」の調達に関する一般的な保証の枠を超え、ティファニーにおいて、世界的にも非常に厳格な責任ある資源調達が行われていることを確約するために重要であると考えています。
本日より:
世界各地のティファニー ブティックにおいて、Love & Engagementのケースラインに陳列するダイヤモンド リングに、個々の原産地情報を分かりやすく表示いたします。さらに、すべての個別登録済みダイヤモンドの原産地情報について、ティファニーのセールスプロフェッショナルやカスタマーサービスを通してお伝えできるようになります。
ティファニーでは、新規に調達するすべての個別登録済みダイヤモンドの原産地の透明性を100%確保することに取り組んでおり、今後はたとえ責任ある資源調達が保証できたとしても、原産地が不明のダイヤモンドは一切調達いたしません。
2019年第1四半期:
個別登録済みダイヤモンドのティファニー ダイヤモンド鑑定書に、宝石のその他の特性とともに、原産地の記載を開始します。この情報は他のグローバル ラグジュアリー ジュエラーが一般に提供している民間の第三者研究所のレポートには、記載されていません。
2020年:
原産地に加え、製造工程(カットや研磨の工房所在地)の情報提供を始めます。
「自然の奇跡によって、30億年も昔に結晶化し、地表付近まで運ばれてきたダイヤモンドは、人生の大切な瞬間を共に刻む象徴的な存在です。ティファニー ダイヤモンドには何ひとつ不透明なことがあってはなりません」とティファニー最高経営責任者のアレッサンドロ・ボリオーロは語ります。「お客様は、ご自身にとって何にもかえがたい大切なダイヤモンド ジュエリーがどこで産出されたのか、どのような流通ルートを経て手元に届いたのかを知りたいと願い、これを知る権利があります。」
現在のダイヤモンド業界の慣行では、世界のダイヤモンド原産地を余すことなく明確に特定することは困難ですが、自社のダイヤモンド サプライチェーンに新たな透明性の水準を適用していくことで、業界を変えていこうと尽力しています。原産地が不明の場合(たとえば本ポリシーに先行して調達されていたヘリテージ ストーンなど)、ティファニーでは該当するダイヤモンドが業界の最新の慣行に基づいて調達されているという保証をいたします。ティファニーの厳格な基準は、ダイヤモンドの原石および研磨加工石に対するキンバリー・プロセスの認証要件を超えるものであり、この基準の中ではティファニーのダイヤモンド調達保証プロトコルの遵守を義務付けています。信頼できるサプライヤー(責任ある管理・運営を行う複数の採掘業者と取引のある)から調達されたダイヤモンドは、その多くが「ボツワナ ソート」の指定を受けることになります。こういったダイヤモンドは、主にボツワナ、残りはナミビア、南アフリカ、カナダの厳選された鉱山で採掘されます。ボツワナ ソートの原産地は、カナダおよび南部アフリカの限られた特定の採掘業者から集められたダイヤモンドの原石をまとめて入手した上述の国に分類されます。
「ティファニーは長年にわたり、ダイヤモンドの透明性を高め、業界水準を遙かに上回る人権保護と環境保全の実現に向けて尽力してきました」とティファニー チーフ・サステナビリティ・オフィサー、アニサ・カマドリ・コスタは述べます。「責任ある資源調達のさらなる透明性の確保に尽力することで、ダイヤモンド サプライチェーンのあらゆる段階にさまざまな利益をもたらすことになるでしょう。」
ティファニーは、自社のカット・研磨工場の運営を行っていて、グローバルな事業を展開するラグジュアリー ジュエラーの中でも際立ってユニークです。ここでは1,500人以上の職人が最高のダイヤモンド クオリティと卓越したクラフトマンシップの維持に情熱を注いでいます。この独自性にさらに磨きをかけるべく、ティファニーでは2020年までにダイヤモンドの全製造工程を原産地とともにお客様と共有していく予定です。
1999年以来、ティファニーでは垂直統合に投資し、サプライチェーンの透明性を高めることを優先事項に掲げてまいりました。ティファニーの扱う個別登録済みダイヤモンド全体のおよそ80~90%が、ベルギー、ボツワナ、モーリシャス、ベトナム、カンボジアの自社運営工房の職人の手を介します。職人たちはここで、責任を持った管理・運営が行われている信頼できる採掘業者(主にボツワナ、カナダ、ナミビア、ロシア、南アフリカ)から調達したダイヤモンドの原石のデザインを考え、確認したり、カットや研磨を行っています。残りの10~20%のダイヤモンドは、ティファニーのダイヤモンド調達保証プロトコルを遵守する信頼できるサプライヤーから入手した研磨済みダイヤモンドが占めています。このプロトコルは、ジンバブエやアンゴラなど、キンバリー・プロセスの下では承認されているもののダイヤモンドに関連する人権問題が懸念されている国からの調達を行わないよう保証しています。
本日から、こういったサプライヤーは、ティファニーに研磨済みダイヤモンドを販売する場合、「紛争に無関係」であるという保証を超え、明確な原産地(原産地域または原産国)を提示することが求められます。
ティファニーでは、サステナビリティに関するレポートを通して、環境と社会に対する責任ある取り組みの詳細を公開しています(www.tiffany.com/sustainability)。また、本日よりダイヤモンド原産地の透明性を高める新たな段階に進み、お客様に向けて原産地の公開を開始いたします。(www.tiffany.com/engagement/diamond-provenance)。
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