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さくらインターネット、IP Infusionの「OcNOS」を搭載したWhite Boxスイッチソリューションをデータセンター・サービスに採用

(2019/4/11)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:ACCESS

さくらインターネット、IP Infusionの「OcNOS」を搭載したWhite Boxスイッチソリューションをデータセンター・サービスに採用

IP Infusion Inc.(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳、以下IP Infusion)は、インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:田中 邦裕、以下、さくらインターネット https://www.sakura.ad.jp/)が、高度なサービス提供を目指して、自社データセンターにIP Infusionの統合ネットワーク・オペレーティングシステム(OS)「OcNOS(R)(オクノス)」およびEdgecore Networks(https://www.edge-core.com/)製オープン・ネットワーク・スイッチを採用したことを発表いたします。


さくらインターネットは、IP Infusionの国内における販売代理店の一社である、APRESIA Systems株式会社(本社:東京都中央区 https://www.apresia.jp/)を介して、IP Infusionの「OcNOS」と、Edgecore NetworksのToR(Top of Rack)スイッチ機器、1GbE対応「AS4610-54T」および10GbE対応「AS5812-54X」をベースとする、White Box(ホワイトボックス)ネットワークソリューションを採用しました。

「OcNOS」は、業界で初めてフル機能を搭載し、モジュール設計で拡張性に優れた、White Boxオープン・ネットワーク・ソリューション向けネットワークOSです。Layer2、Layer3からMPLS(Multi-Protocol Label Switching)まで対応する拡張性の高いスイッチングとルーティングプロトコルのサポート、SDN(Software Defined Networking)向けAPI/プロトコルといった高度な機能を提供します。「OcNOS」は、ハイブリッド型/集中管理型/分散型ネットワークサポート、拡張性に優れた高性能モジュール型ネットワーク、商用シリコン上に構築された堅牢なデータプレーンを特長としています。

さくらインターネット 技術本部 ミドルウェアグループ グループマネージャー 井上 昌之氏は、
「世界中の顧客へ広範な技術を提供しているIP Infusionの実績を評価し、同社の『OcNOS』を当社データセンター・サービスのネットワークインフラとして採用しました。IP InfusionとEdgecore NetworksをベースにしたWhite Boxソリューションの導入により、柔軟なクラウドネットワークインフラ構築の要求を満たせるようになります」と述べています。

IP Infusion 最高経営責任者(CEO)緒方 淳は、
「さくらインターネットは、日本で初めて『OcNOS』をベースとした大規模なWhite Boxソリューションを導入する企業となります。この度の採用は、国内データセンター・サービスにおける先進の導入モデルとなるでしょう。さくらインターネットはこれからも重要なお客様であり、さくらインターネットをはじめとする、今後のデータセンター・サービスに向けて、『OcNOS』のネットワークOS機能を強化し、対応機器の拡充を図ってまいります」と述べています。

Edgecore Networks 最高経営責任者(CEO)のGeorge Tchaparian氏は、
「Edgecore Networksは、データセンター、サービスプロバイダ、エンタープライズ・ネットワーク事業者のさまざまなユースケースを対象にしたオープン・ネットワーク・ソリューションを提供し続けています。さくらインターネットのデータセンター・サービスに対する厳しい要件を満たすために、IP Infusionと協力できることを嬉しく思います。『OcNOS』の堅牢なソフトウェアと当社の高性能スイッチ機器を組み合わせた新オープンネットワークインフラは、さくらインターネットにビジネス面および技術面において大きなメリットをもたらします」と述べています。

さくらインターネットについて
さくらインターネット株式会社は、日本のインターネット黎明期からデータセンター事業を展開しており、通信環境を左右する回線容量は合計1.14Tbps(2019年3月時点)と、国内事業者では最大級。「さくらのレンタルサーバ」「さくらのVPS」「さくらのクラウド」「さくらの専用サーバ」など、コストパフォーマンスに優れたインターネットインフラサービスのほか、AI・ディープラーニング開発に最適なGPUを搭載した「高火力コンピューティング」など、個人から法人、エンタープライズまでさまざまなお客さまのニーズに合わせたサービスを提供しています。
本社:大阪府大阪市北区大深町4番20号
設立:1996年12月23日
従業員:471名
資本金:22億5,692万円
売上高:170億3,337万円(平成30年3月期)
URL:https://www.sakura.ad.jp/

Edgecore Networksについて
Edgecore Networks Corporationは、業界をリードするネットワークODMメーカであるAccton Technology Corporationの100%出資子会社であり、世界中のチャネルパートナーやシステムインテグレータを通じて、データセンター、サービスプロバイダ、企業、中堅・中小企業(SMB)の顧客向けに、有線/無線ネットワーク製品およびソリューションを提供しています。Edgecore Networksは、フルラインナップのオープンWi-Fiアクセスポイント、パケットトランスポンダー、仮想PON OLT、商業用とオープンソースのNOSおよびSDNソフトウェアが選択できる1G/10G/25G/40G/100G/400G対応OCP-Accepted(TM)スイッチを提供するオープンネットワーキングのリーダーです。
https://www.edge-core.com/

APRESIAについて
APRESIA Systems株式会社(以下、APRESIA)は、意思決定の迅速化と情報システム事業のさらなる成長を目指して、日立金属株式会社の情報システム事業部門が2016年に独立し設立された株式会社です。APRESIAは日本におけるEdgecore Networksオープンネットワーキング製品のディストリビュータとして、ネットワークOSベンダーを含めた戦略的パートナーシップを推進し、通信事業者、クラウドサービス事業者、企業などのネットワーク構築に効果的なオープンネットワーキング製品とサポートを提供しています。
https://www.apresia.jp/

「OcNOS」について
「OcNOS」は、洗練されたモジュール設計により、機動性、拡張性、耐障害性に富んだネットワーク構築を可能にします。また、多彩なIP/MPLSルーティング、スイッチング、セキュリティ対応機能を備えており、ネットワーク環境における物理的な要件にも、仮想的な要件にも応えます。多様なハードウェアに対応した「OcNOS」は、通信事業者やクラウドサービス事業者、企業のネットワーク構築を、より迅速に、簡易に、低コストで実現します。
そのソフトウェア構造は従来の専用ハードウェアからネットワークソフトウェアとハードウェアを分離(ディスアグリゲーション)し、White Boxと呼ばれる「ネットワークの実現をネットワークOSと汎用のスイッチハードウエアの組み合わせで安価に柔軟に実現する」ソリューションを可能にし、ますます拡大してゆくネットワークトラフィックに向けたインフラ投資のコスト低減とサービス拡張の自由度を提供してゆくために最適な形で提供されます。
https://www.access-company.com/products/network/ocnos/


■IP Infusion Inc.について
IP Infusionは、White Boxソリューションにおけるリーディングカンパニーです。同ソリューションにより、通信事業者や企業の新機能やサービスの拡張を、コストを低減しつつ、柔軟に、迅速に実現します。業界初となるOCP準拠のMPLS対応の統合オペレーティングシステム「OcNOS」は、大規模ITネットワーク構築を簡素化し、実装を容易にするソリューションです。NFVベースの仮想ネットワークプラットフォーム「VirNOS(R)」は、事業者のネットワークサービスの開発・運用をコスト効率よく構築します。通信機器向けミドルウェア「ZebOS(R)」は、世界中の大手通信機器メーカなど300社を超える企業に採用されており、日々進化する、クラウドや、キャリア・モバイルネットワークの要件に応えます。「OcNOS」と「VirNOS」は、「ZebOS」をベースに開発されており、通信事業者や企業の物理的/仮想的なネットワーク要件を満たすソフトウェアソリューションとして、事業者のディスアグリゲーション型ネットワーク構築を支援します。IP Infusionはカリフォルニア州サンタクララに本社を置き、ACCESS CO., LTD.の100%出資子会社です。
http://www.ipinfusion.com


■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび300社以上の通信機器メーカへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
http://www.access-company.com/


※ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※IP Infusion、IP Infusionロゴ、OcNOS、VirNOS、ZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。

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