スプリング8で解析したところ、細胞外部から入ってきたアルギン酸をアルギン酸結合たんぱく質が捕らえ、ABCトランスポーターまで輸送しアルギン酸を引き渡していることが分かった。ABCトランスポーターの中を...

細胞質内にあるたんぱく質「BAF」が、細胞核と細胞質を隔てる「核膜」に似た膜構造をDNAの周りに作る。... DNAビーズが細胞質内に入ってすぐにBAFと結合することを見いだした。BAFは細胞質に侵入...

がん細胞を持つマウスに導入したところ、がん細胞の発現を促す抗アポトーシス遺伝子サバイビンを抑制でき、がん細胞の細胞死を誘導できた。... がん細胞は体内生産される核酸を栄養にするが、外から摂取する核酸...

(編集委員・山本佳世子) ◇ ◇ ミトコンドリアは細胞内小器官で、呼吸鎖によってエネルギーのアデノシン三リン酸(ATP)を合...

ALSやFTLDの発症には、脳脊髄組織の細胞質での、たんぱく質TDP―43の凝集・蓄積が関わっている。... カスパーゼ4の働きを阻害するとTDP―43が細胞内で消去されず蓄積。細胞死が加速することが...

ビタミンCトランスポーターは細胞の中にある葉緑体に局在する。そのため細胞質と葉緑体を区切る胞膜に拒まれ、輸送活性の測定が困難だった。... その後、界面活性剤で細胞膜を溶かした。

京都大学大学院医学研究科の成宮周特任教授らの研究グループは、細胞質分裂のメカニズムをマウス実験で突きとめた。... ただ細胞質分裂で重要な働きを示す分子の解明はできていなかった。 ....

【京都】タカラバイオは30日、プラスミド(染色体DNA以外の細胞質DNA)ベクターを用いたiPS細胞(万能細胞)作製方法の特許実施許諾を、京都大学傘下の知的財産管理会社...

東京大学大学院薬学系研究科の花岡健二郎准教授らの研究チームは、細胞内のカルシウムイオンを赤く光らせて可視化する蛍光試薬を開発した。... ヒト由来の「HeLa(ヒーラ)細胞」を用いた実...

理化学研究所は、抗がん剤を添加した時に起きるがん細胞の形態変化をデータベース(DB)化し、抗がん剤の作用を予測するシステムを開発した。... がん細胞の外観的な形態変化を観察することは...

特定したたんぱく質は、植物細胞の伸長に関与する「ACE」「PRE1」と、逆に伸長を阻害する「AtIBH1」の3種類。 ACEが活性化することで細胞の核の外側の細胞質は大きくなり、At...

これまでマイクロRNAは細胞質(細胞の核外)で働くと考えられてきたが、核内でも働く可能性が示唆されるという。... TNRC6Aが細胞質と核の間を移行する性質を持つことを突き止め、細胞...

ブレード先端の針で卵子に穴を開け、細胞核を含む細胞質を切り取って取り出す。 ... 新井教授らは卵子の細胞質を覆う外壁を薬品で溶かしてからマイクロロボットで細胞質を取り出す技術は開発...

研究チームが行ったのは卵母細胞の核を取り出し、提供者の卵母細胞の核と交換する手法。... ミトコンドリアは細胞質に含まれ、エネルギー変換などにかかわる小器官。細胞核のDNAとは別のDNAを持ち、卵母細...

正常な細胞にあるたんぱく質が、がん細胞の中で「メチル化」され、異常増殖を促すことが分かった。... 正常な細胞の中でストレスに応答するたんぱく質「HSP70」が、がん細胞の中でメチルという原子団と結合...

細胞核と細胞質との間のたんぱく質の輸送は、遺伝子の転写などの際に必要となる。新たに発見した分子は、細胞が熱や酸化などのストレスを受けた時にたんぱく質を核内に届け、細胞をストレスから解放させる役割を持つ...

軽い細菌感染で免疫細胞が減るX連鎖無γグロブリン血症(XLA)の男性患者17人から採血し、好中球を解析。... Malを細胞質内にとどめ細胞膜への移動を防ぐことで、免疫機構の働きを抑え...

脳の血流量が低下すると、脳内の神経細胞が一酸化窒素(NO)を生み出し、神経細胞を死滅させることが知られている。脳の神経細胞で、生理機能に重要なカルシウムイオンをNOが動かし、神経細胞死...

通常は細胞内の小胞体と呼ぶ袋の中に貯蔵されているが、外部から刺激が加わると、イノシトール1、4、5―三リン酸(IP3)というシグナル伝達分子が細胞内で作られ、このIP3が、小胞内のCa...

【京都】タカラバイオは30日、京都大学iPS細胞研究所と臨床試験向けのiPS細胞(万能細胞)作製に用いるプラスミドベクターの製造供給契約を結んだと発表した。ベクターは遺伝子を細胞に導入...