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3代目の田中社長は「コロナ禍では産業用が落ち込んだが、模型やプラモデルを接着剤で組み立てる巣ごもり需要が補った。
ただ新型コロナウイルスのまん延に伴う「巣ごもり需要」でEC利用が増えた20―22年に比べると、伸び率は鈍化した。
JEMAでは巣ごもり需要の反動減の影響のほか、「消費者マインドの改善が足踏み状態にあり、大型製品を中心に出荷が低調だった」と分析している。
ただ、新型コロナウイルス感染拡大で生じた巣ごもり需要が活発だった20年8月の薄型テレビの出荷数量(約50万台)と比べると、低調な状況が続いている。
JEMAは7月の平均気温が観測史上最高を記録した猛暑の影響を挙げたほか、「2023年7月は『巣ごもり需要』の反動減もあって出荷が落ち込んでいた」としており、そこからの反動増となった。 ...
気温が高かったことが寄与したほか、前年の6月がコロナ禍での「巣ごもり需要」の反動減があった影響で低調だったこともあり、好調な出荷となった。
コロナ禍では巣ごもり向けの消費が伸びたが、今は「消費が行楽の方にいく」。活発になった人流が、商品のニーズを巣ごもりから行楽へと移しているようだ。
どちらの製品もコロナ禍の巣ごもり需要を取り込んで販売が増えたが、23年は振るわなかった。 ... 巣ごもり需要が一巡したのが要因といえそうだ。
コロナ禍における巣ごもり需要で工場からの出荷が増えていた背景もあって、21年11月に本社から近い大河原工場で試験運用を始めた。
足元ではコロナ禍に伴う巣ごもり需要の収束後も、電子決済サービスの拡充などを背景にEC需要が好調を維持。
大きさ別では50型以上の大型テレビが比較的堅調だったものの、コロナ禍の巣ごもり需要で買い替えが進んだ反動もあり、テレビ全体では伸び悩んだ。
収益性改善が課題だ》 「本来は構造改革を進めるべきだったが、コロナ禍の巣ごもり需要に応えるため安定供給を優先していた。
外出が抑制されたコロナ禍では自宅で楽器演奏を楽しむ人が増えたが、そうした巣ごもり需要も一巡した。
物価高に伴う消費者の購買意欲低下などで、「巣ごもり」消費で好調だったパッケージ向けインクの使用量が減少しているからだ。