「端末代金と通信料金の分離が望ましい」－総務相、携帯料金の引き下げで見解

高市早苗総務相は１６日、日刊工業新聞のインタビューに応じ、携帯料金の引き下げ議論について端末代金と通信料金の一体化について「個人的にわかりにくく分離が望ましい」との見解を明らかにした。

その上で「端末を頻繁に乗り換えるユーザーと長期ユーザーとの不公平感につながっている原因の一つ」とし、料金体系の透明性の確保が必要との考えを示した。

総務省の有識者会議で携帯料金の引き下げを検討している。高市総務相はこれまでの議論を振り返り、端末を頻繁に乗り換えるユーザーへの値引きの原資を長期契約ユーザーが負担している現状を踏まえ、「不公平感の是正や過度な値引き競争は解消しなければならない」とした。

ＩｏＴ（モノのインターネット）の時代を見据え、現在の議論で目指すのは「スマートフォンが普及し今より安い料金で通信サービスをユーザーが受けられるような環境」（同）とした。

またデータ通信をあまり使わない低利...