１００年経営の会、１００年企業の贈賞式を初開催

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  （右から）表彰状を受ける杉田芳男あいや社長と波多野淳彦中部経産局長

【名古屋】１００年経営の会（事務局＝日刊工業新聞社）は１日、名古屋市内のホテルで初めてとなる「１００年企業顕彰」贈賞式を開いた。大賞の中部経済産業局長賞を受賞した、あいや（愛知県西尾市）をはじめ、優良な長寿企業２３社を表彰した。

北畑隆生１００年経営の会会長（元経済産業事務次官）は「１００年経営の普遍的な価値、理念を広げる一番わかりやすい方法」と賞の狙いを説明。波多野淳彦中部経産局長は「この先１００年続く企業として発展することを願っている」と受賞企業を激励した。

大賞を受賞したあいやは１８８８年に創業。伝統的な抹茶の生産を続けつつ、新用途の開拓を進めるといった不変と革新の経営が高く評価された。杉田芳男あいや社長は「紆余（うよ）曲折を超えて１００年以上頑張ってきた。また頑張らねばという思いでいる。次の１００年に向かって歩んでいきたい」とあいさつした。

１００年企業顕彰では中部経産局長賞のほか１００年経営の会会長賞３社、日刊工業新聞社賞４社、優良１００年企業表彰１５社を選定した。