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[ 商社・流通・サービス ]
(2015/12/11 05:00)
日本航空(JAL)は、航空機のエンジンや部品から得られるビッグデータ分析を活用し、米ボーイング787型機の整備の効率化を進める。787に搭載する電気ブレーキのブレーキディスクにセンサーを設置して温度をモニタリングする。このデータを分析した結果、故障前にブレーキが異常発熱することが分かった。これを受け、左右のブレーキディスクに温度差が3度C以上になると警告を発し、事前に構成部品の交換などを実施。故障の予兆を捉え、遅延や欠航を低減する。
電気ブレーキのモニタリングは、ボーイングが提供する整備支援システム「エアプレーン・ヘルス・マネージメント・サービス(AHM)」で実施する。AHMは飛行中の航空機から、さまざまなデータをリアルタイムで送り、地上システムのデータと合わせて、到着後に最適な整備処置などを整備に提供するシステム。JALはAHMを2006年から他の航空会社に先駆けて導入した。
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(2015/12/11 05:00)
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