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[ 環境・エネルギー ]
(2015/12/12 05:00)
三菱商事と三井物産は11日、西豪州沖で操業している液化天然ガス(LNG)事業向けのガス田開発の最終投資決定を実施したと発表した。総投資額は約2400億円で、両社の出資額はいずれも200億円。2019年後半に生産開始予定。将来の既存ガス田の生産減退を見据え、新規ガス田の開発でLNGを安定供給する。
開発するガス田の推定可採埋蔵量は天然ガス1兆6000万立方フィート、コンデンセート(石油随伴ガス)4300万バレル。開発エリア内の計6ガス田で天然ガスを生産し、海底パイプラインを通じて洋上生産設備に輸送。脱水処理などを施した上で陸上プラントで液化し、出荷・販売する。
同LNG事業「ノース・ウェスト・シェルフ・プロジェクト」は89年に生産を開始し、生産量は年間1630万トン。三菱商事、三井物産が折半出資するMIMIやオイルメジャー(国際石油資本)など計6社が参画している。
(2015/12/12 05:00)