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[ 自動車・輸送機 ]
(2015/12/12 05:00)
日産自動車は12日未明、仏政府が資本提携先のルノーへの介入を強めている問題を巡り、ルノーが日産の経営に介入しないことで仏政府と合意したと発表した。西川廣人チーフコンペティティブオフィサー(CCO)は同日、記者団に対し「将来にわたって日産の独立性が確保できることになった」と話した。
合意内容によると、ルノーは日産の経営に干渉せず、日産は不当な干渉を受けた場合、ルノーへの出資比率を引き上げることができる。日産がルノー株の15%、ルノーが日産株の43%を保有する現在の資本構成に変更はない。
日産のルノーへの出資比率を25%に引き上げるとルノーが持つと日本の会社法により、ルノーが持つ日産株の議決権をなくすことができる。
仏政府は「フロランジュ法」に基づき2006年4月から保有するルノー株の議決権を2倍にできるが、議決権は一部制限される。西川CCOは「3者にとって良い合意内容になった」とも話した。
(2015/12/12 05:00)